今日は比較的過ごしやすかったですね🙂

さて、今回は前回の続き。

今夜も水滞について漢方医の先生から、学んでいきましょう。



💧水滞タイプに先生おすすめの生活習慣

➜水の飲みすぎには注意

水滞はすでに余分な水がカラダに溜まっている状態です。 

さらに水滞では水の巡りが悪く、取り込んだ水分を上手に循環させて排泄するということができません。

そのため水の飲みすぎは余分な水の量を増やす結果に。

水分補給は適度に行いましょう。

一度にたくさん飲むのではなく、少量を小まめに飲むと良いでしょう。



➜甘いもの、油分の多いもの、ナッツ類のとりすぎに注意

漢方では、甘いものや油分の多いものはカラダを潤すと言われています。

そのため、水滞体質には不向き。

摂りすぎには注意が必要です。

またナッツ類も油分が多く、水滞体質では気を付けたい食べ物のひとつです。

食べ過ぎると湿疹などの原因になることも。

特に湿気の多い梅雨や夏の時期のナッツ類の食べ過ぎには注意しましょう。



➜胃腸の調子を整え、水の巡りをサポート

胃腸は腎臓や膀胱と共にカラダの水分循環を支える大切な臓腑のひとつです。

そのため胃腸が弱ると全身の水の巡りも悪くなりやすく、水滞にもなりやすくなると漢方では考えています。

また水滞になるとさらに胃腸が不調を起こすという悪循環に。

胃腸をしっかり整えることも水滞のケアには欠かせません。



💧先生おすすめの水の巡りを良くする食材

➜豆類

漢方では、豆類は水の巡りをサポートする食べものだと言われています。

ただし注意が必要なのはその摂り方です。

実は、豆類の水溶性成分に有効成分が含まれていると考えられています。

豆を茹でる際に茹で汁を捨ててしまいがちですが、その茹で汁にこそ水滞に大切な有効成分が多く含まれているのです。

そこでおすすめなのが“お茶”です。

小豆や黒豆など、茹で汁はお茶として、そしてゆで上がった豆はご飯のおかずに、といった形で豆のチカラを余すところなく頂きましょう。

またトウモロコシやトウモロコシのひげを煎じたお茶も水の巡りをサポートする働きがあると漢方では言われています。

豆類のお茶やウーロン茶、プーアール茶などとブレンドするもの良いでしょう。


➜瓜類

漢方では、瓜類にも水の巡りをサポートする働きがあると考えられています。

ただ瓜類には、きゅうり・しろうり・にがうり・まくわうりは寒性、冬瓜・はやとうりは涼性などカラダを冷やす性質があるため、冷え症でお悩みの方や寒い冬に食べるときには少し注意が必要です。

加熱する、生姜・唐辛子・胡椒のようなカラダを温める温性・熱性の食材と組み合わせるなど、調理方法を工夫するなどしてカラダを冷やす性質を緩和すると良いでしょう。


➜海藻類

漢方では海藻類も水の巡りをサポートする食材だと言われています。

あおさや、昆布、海苔、わかめなど海藻類を日々の食卓に取り込みましょう。

豆類同様、昆布・海苔は寒性、わかめは涼性と少しカラダを冷やす性質があります。

暑い夏は問題ありませんが、TPOに合わせて調理方法を工夫してバランスを取ると良いでしょう。


ちなみに、水の巡りを助ける食べものとして、以下の食材もおすすめなんだそうです。

➜利水

大麦 玄米 米ぬか はとむぎ 春雨 小豆 黒豆 緑豆 カカオ 南瓜の種 落花生 アスパラガス エンドウ きゅうり 金針菜 グリンピース クレソン
香菜 コールラビ じゅんさい しろうり すべりひゆ セリ ぜんまい 高菜 チシャ 冬瓜 トウモロコシ トウモロコシのひげ
茄子 なずな白菜 はやとうり まくわうり まこもだけ ゆうがお わさび あけび スイカ スターフルーツ すもも ぶどう マンゴー メロン あおさ あさり 鮎 イカの卵 黒鯛 鯉 昆布 しため 白魚 すずき 鯛 なまず 海苔 はも はまぐり フカヒレ ふな 巻貝 わかめ 牛タン 鴨肉 豚のレバー ウーロン茶 紅茶 ココア 珈琲 ハイビスカス プーアール茶 など。


💧水滞タイプの方におすすめの漢方薬

色々行っても、症状も酷く辛い方には漢方という方法もあります。

先生のおすすめは…

➜五苓散(ごれいさん)

五苓散は、カラダのはたらきを高めて、余分な水をカラダの外へ出す処方。

余分な水だけを出すので、一時的に不要な水がカラダにたまっているときに効果的な漢方薬です。

口渇や尿量の減少があるような方に適しています。 

他にさまざまな浮腫(むくみ)、急性胃腸炎、下痢、暑気あたり、吐き気にも用いられます。


➜当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)

当帰芍薬散は、全身に大切な栄養素を与え、血行を良くするのと同時に、水分代謝を整えることで余分な水分をカラダからとり除いて、足腰の冷え症や生理不順を改善します。


気になる方は一度、医師や薬剤師にご相談ください。


体質を改善することで、元気なカラダを目指していきましょう🍀