明日は、今日より少し気温が下がりそうです☔

さて、今回は…

4月から新年度が始まり、新しい環境で頑張っている人も多いことでしょう。

そんな、頑張っている人こそ注意したいのが五月病です。

今夜は五月病とは何なのか、予防法などについて精神科医から学んでいきましょう。




🙄五月病とは?

先生いわく「五月病は新しい環境で頑張りすぎたり、慣れようと無理しすぎたりしたために起こる心と体の疲れの反動で、精神科的には『適応障害』という状態が考えられます。

日本では4月が新年度と言われ、就職や進学といった新しい環境での新生活がスタートすることが多くなります。

その中で、慣れないことや自分自身に負荷をかけないといけないことが多く、そのストレスが積み重なり、ちょうど1ヶ月が経つ5月頃に倦怠感、やる気がでないといった状態となることがあります。

その状態のことを世間では五月病と呼んでいます。

そんな新しい環境下で適応障害になってしまう原因として『頑張りすぎる』『周りに合わせすぎる』ことが原因のひとつであると考えられます。


新生活で
上手くやらないといけない!
早く順応しないといけない!

そういった想いから自分の限界を超えて必要以上に頑張ったり周りに合わせたりしてしまい、そのストレスがじわじわと積み重なって、適応障害といった状態になってしまうことが考えられます。

また、適応障害という病気はストレスを感じる以上、季節を問わずいつでも起きる可能性があり、予防としては日々ストレスをためすぎない生活を送ることが大切になります。

しかし五月病に限れば、名前から分かるように、新年度が始まって1ヶ月というタイミングでその状態に陥りやすいといったことから、季節性があると言ってもいいのかもしれません。


また、新生活から1ヶ月のタイミングでゴールデンウィーク(GW)の連休があることでの関係性として、 GWで仕事から離れることで、新年度の張り詰めていた気持ちが切れてしまい、気分の落ち込みや意欲の低下が浮き彫りとなる可能性があります。

また、長い休みが明けることで、『またきつい生活に戻らないといけない』というネガティブな気持ちから調子を崩しやすくなる場合があります。

これは、新年度でエネルギーをフルパワーで使った後に、いきなりGWでクールダウンを行うというメリハリに欠いた状態が原因の可能性があります。

そうならないために、頑張り過ぎない、適度に休息を取ることを意識することが大切です。


また、五月病になりそうな傾向のある人は、五月病にならないために、無理に頑張りすぎないこと、自分をしっかりと保つことが大切。

具体的には、無理して環境に合わせようとしたり、自分のペースを保てなかったりした人は五月病になる可能性を秘めています。

もちろん時には頑張らないといけないことがあるかもしれませんが、そういった時は、その後に自分自身を『よく頑張った』とねぎらい、しっかりと休みを取ることがケアになります。

休むときは寝るでもよし、好きなことをするでもよし、自分のやりたいことができる時間を作ると良いでしょう。



また、五月病と睡眠や食事などの関係については、睡眠や食事は心と体の安定を保つためにもとても重要です。

睡眠、食事ともにエネルギーを充電するために必要で、それがおろそかになってしまいエネルギーが少ない状態で生活すると、無理をしている状態が増えてしまい、その結果、適応障害となってしまうことがあります。
 

また、睡眠は脳や体を休めるために大変重要ですし、食事をとることで感情を安定させるホルモンをつくり、しっかりと働かせることができます。

結果的に睡眠、食事ともにバランスよくとることが、適応障害の予防につながる可能性があると考えます。


そして、もしも五月病になってしまった場合、自認する手段として、疲れやすくなった、やる気がでない、今まで楽しいと思ったことが楽しくなく感じる、何となく気分が沈んでいる、そういった状態がある場合は五月病の可能性があります。

早めに気づき、適切に対処することで、症状が悪化せずにすむことがあります。

ひとつでも当てはまるものがあれば、休息を取ることが重要で、それでも改善しない場合は病院へ相談することをおすすめします。」といいます。


注意点としては、休んでいる間に睡眠や食事といった
生活リズムを乱さないことも大切、と先生。

まずは、ゆっくり休むことから始めてみませんか?!🍀