夜風が気持ち良い夜ですね🌙

さて、今回は…

ムズムズ、チクチク… カラダがかゆくて仕事に集中できない😣

また、気になって眠ることもままならないなんて時、ありませんか?!

そんなどうにもならないそのかゆみ、もしかして蕁麻疹)かもしれません。

今夜は、じんましんの原因、じんましんの予防策などを、漢方医の先生から学んでいきたいと思います。



😣蕁麻疹(じんましん)とは?

湿疹や虫刺されによく似ている、じんましんの症状をまずは教えていただきます。

先生いわく「皮膚の一部が突然に赤くくっきりと盛り上がり、しばらくすると消えてしまう発疹を“じんましん”といいます。

地図状に広がる大きいものから虫刺されのようなものまで、発症する箇所や大きさ、時間帯などにも個人差があります。

中にはいてもたってもいられない、我慢できないほどのかゆみを伴うことや、熱を持ち焼けるような痛みを感じる場合などもあります。

そして、蕁麻疹(じんましん)が発症する原因は、その7割は原因不明?!

実はじんましんが発症する原因の多くがはっきりとはわからないとされていますが、発症する可能性として以下のようなことが考えられます。


⚠️食べ物による原因

えび・蟹などの甲殻類、青魚などの魚介類、牛乳・チーズなどの乳製品、穀類、卵、食品添加物、豚肉などの肉類。

ちなみに、小麦、ソバ、乳製品、卵、落花生は、五大アレルギー成分といわれています。

乳製品や肉・魚・卵などに含まれる動物性のタンパク質や、油などはすぐにカラダの外に排出されにくいものなので、普段食べているときはなんともなくても、その日の体調が優れなかったり、疲れていたりするとアレルギーとして反応することもあります。


⚠️精神的な原因

人のカラダは本来、カラダに毒素が溜まったとき発汗や排泄でカラダの外に出そうとする機能が備わっているのですが、その機能がうまく働かない時に皮膚疾患として症状があらわれやすくなります。

そしてストレスもカラダの毒素のひとつと捉えられます。

現代のストレスフルな社会に起こりやすい症状の一つかもしれません。


⚠️その他の要因

犬猫などの動物・金属などの接触・薬の副作用・寒暖差・太陽光や汗などでも起こる場合があります。

ということで、ありとあらゆるものが原因になる可能性があるのです。」とのこと。



🙄蕁麻疹の出にくいカラダづくり

原因がはっきりしないことの多いじんましんですが、しかし打つ手なしとあきらめるのはまだ早そうです。

大事なことはじんましんの出にくいカラダづくりをしていくことが予防につながる、とのことで次に先生おすすめの予防方法をみていきましょう。


1.ストレスや疲れをためこまない

じんましんに限ったことではありませんが、ココロが不調になればカラダにも不調が現れてきます。

ストレスというココロにとっての”毒”をずっとためこみ続けていれば、いつかは、必ず、あふれ出てくるのです。

ストレスを発散する、受け止める、受け流すなど自分なりのストレス解消法をうまく活用しましょう。

たとえば、ヨガやハーブティなどストレス発散のためのセルフケアを。



2.食事の改善

じんましんの原因となりうる動物性のタンパク質や油を避けるのはもちろん、チョコレートや辛いもの、アルコールなどの刺激物もじんましんを助長してしまう可能性があります。

特に症状が出ている時は摂取を控えたほうが良いでしょう。



3.睡眠・生活習慣の改善

不規則な生活や睡眠不足が与えるカラダへのダメージは、自分が思っている以上に大きいもの。

疲れをうまく解消できておらず、気づかないうちに慢性疲労になっていることもあります。

睡眠は自律神経や免疫力にも多くの影響を与えていると考えられています。

良質な睡眠をとることも大切です。

また、もしじんましんが出たときには「何をしていた時に発症したのか?」「どのような状況だったのか?」を自分でよく考えてみましょう。

原因不明のじんましんには、自分自身に気づくということも重要です。(例:アクセサリーをつけたら出た 日光浴をしていたら出たなど)

生活習慣を見直してみることで、かゆみがなくなることもあるかもしれません。

また他に、未病を治すことは漢方の得意分野でもあります。

次に、漢方の視点からみた蕁麻疹についてみていきましょう。



🙄蕁麻疹(じんましん)を漢方の視点で考える

漢方では、人のカラダは「気(き)」「血(けつ)」「水(すい)」の3つで構成されていると考えています。

じんましんは、そのうち、「水(=血液以外の水分や体液を指すもので、飲食物中の水分を消化吸収によってカラダに必要な形にし、カラダをうるおしているもの)」と熱のバランスが崩れたとき、風邪(ふうじゃ)という邪気が皮膚から侵入することによって起こると考えられています。

また、「水」が滞ると全身の組織や器官に栄養を与える「血」も滞り、本来あるべき栄養補給や排出の働きにも影響を与えるとされています。


ちなみに…
蕁麻疹(じんましん)に効果的な漢方薬として『十味敗毒湯』があります。

腫れて痛みや膿のある皮膚疾患、じんましん、化膿しやすい皮膚炎、水虫には十味敗毒湯(じゅうみはいどうくとう)という漢方薬が効果的です、と先生。

漢方薬の名前にも入っている通り、配合されている10種類以上の生薬が相互に働いて、解毒を促します。

十味敗毒湯は何らかの原因で肌がふさがることで正常に排出されない水(すい)と熱のバランスを整えます。

患部がじゅくじゅくしている時に、肌をふさいでいる余分なものを出すとともに、水や熱を発散させて肌を正常な状態に導きます。

カラダの中に生じた余分なものを排出させるのにとても良い漢方薬で知られています。

生薬パワーを借りてじんましんを繰り返さないカラダを目指しましょう。


ただし、症状がひどかったり、原因が分からない時には、まずはお医者さんにご相談くださいね。


気になる方は、先生おすすめのセルフケアや、心配な時には受診も視野に身体をケアしていきましょう🍀