朝からよく晴れましたね☀

さて、今回は…

「なんとなくカラダがだるい」
「カラダが冷えてつらい」
「食欲がわいてこない」
など、病気とはいえない症状で悩んだことはありませんか?!

これらは未病といい、病気と診断される前の状態をさしています。

そこで今夜は、みなさんの気になる症状を改善するための手助けとなる医食同源について、先生から学んでいきましょう。





🙄医食同源とは

漢方の考えでよく使われている医食同源。

医食同源とは漢方の用語で『食べるものと、薬になるものの源は同じ』という意味。

自分の体調に合わせた食材を摂っていればカラダの調子を整えることができると考えられています。

例えば、料理でよく使われている生姜(しょうが)は、風邪の初期に使われる葛根湯などさまざまな漢方薬に含まれています。

ところが、生姜はカラダに良いと聞き料理で使うことが多いという方はいませんか。

もちろん、カラダを温めるにはとてもいい食材です。

ただし、カラダに熱がこもりやすい人には、あまりおすすめできません。

自分の体質を知り、自分の体調に合わせた食材を選んでいくことが医食同源の考えにつながるのだそうです。


🙄人間のカラダは食べたものでできている

先生いわく「漢方では、人間が生きていくために必要なものには『先天の気』と『後天の気』があると考えています。

先天の気は両親の遺伝をひきついだもの、後天の気は『水穀の精微』と『自然界の清気』があり、食べ物や飲み物を摂ることで得られる栄養分、呼吸で吸い込まれた清気(空気)です。

先天の気は生まれた時点でその量は決まっており、年齢を重ねるごとに減っていきます。

例えば、乱れた食生活を送っていたり、睡眠時間が少なかったりすると気(エネルギー)は減っていってしまうのです。

そのため、人間が健康でいるためには『後天の気』で養われる食事と、呼吸によって吸い込まれる清気が大切だと考えられています。」とのこと。


🙄旬の食材はカラダの調子を整えてくれる

季節の旬の食材には、カラダの調子を整える作用があるといわれています。

例えば、夏の旬の野菜といえば、きゅうりやトマトなどがあります。

きゅうりはカラダの熱を冷まし、喉の乾きを潤す食べ物です。

このように多くの旬の食材は、その時のカラダの調子を整えてくれるのです。

もし、自分に合った食材がわからない、何を食べていいのかわからない…そんな時は、旬の食材をおすすめします。

ただし、食材にはカラダを温めるものと冷やすものがあるため、自分の体調に合わせて摂っていくことが健康につながります。

夏だからといって夏野菜ばかり食べてしまうとカラダが急激に冷えてしまうことがあります。

漢方には、中庸(ちゅうよう)という言葉があります。

中庸とは、どちらにも片寄らず過不足がなく調和がとれていること。


どんな食材を食べるときも過不足なくかたよりのない中間の状態を目指すことが大切です。


🙄食べ物にはカラダを冷やすもの温めるものがある

漢方の考えでは食べ物には、カラダを冷やすものと温めるものがあります。

顔にニキビができたときやイライラしたときは、熱を冷ます食べ物を。

カラダが冷えるとき、食欲がないときはカラダを温める食べ物を摂るなど、そのときの気温や体調に合わせて食べることが大切だと考えています。

例えば、カラダを温める食材で代表的なものには、ねぎ・にんにく・しそなど。

冷やす食材には大根・すいか・ナスなどがあります。

そして、自分はどんな食材が必要なのかを知るためには、自分のカラダを常にチェックすることが大切です。


🙄自分の体調はどうやって知るの?

先生いわく「自分の体質や体調は、顔色、舌の色、形などで判断することができます。

例えば、健康な人の舌の色は淡紅色で、舌の苔は白色です。

舌は内臓の鏡といわれ、漢方では舌を見ることでカラダの状態を見ることができると考えています。

舌が大きくてはれぼったくて厚みがある場合は、カラダの中に余分な水がたまっていると考えます。

舌のふちに歯型がついている場合は、気(エネルギー)が不足している状態です。

体力がなく疲れがたまっていると考えます。

このように、毎日舌の状態を見ることは、カラダの状態を判断するひとつの方法であり、体調の変化を確認できます。

漢方の専門家は、問診、顔色、舌の色や状態、呼吸や声などから総合的に判断します。

そして、健康なカラダを維持するためには普段の食事を見直すことが大切。

食事が大切だとわかっていても、疲れて料理を作るのが大変だという方もいるかもしれません。

そんなときは、まず食材選びから考えてみましょう。

今日は暑いからきゅうりを食べよう。

寒いから生姜を入れてみようということから始めてみてはいかがでしょうか?!

健康によいといわれる食材を食べても、自分の体調に合った食材を摂っていなければ、カラダによいとはいえません。

まずは、自分はどんなときに体調を崩しやすいか、今なぜ体調が悪いかをその都度確かめることも必要です。」とのこと。

毎日食べるものはあなたの健康維持につながるというわけですね🙂🍀