雨はやんだみたいですね🙄
さて、今回は…
今年は花粉が多く、辛そうな方が連日来店されます。
そこで今夜は、毎年花粉に悩んでいる方に、医師であり料理家としても活躍する先生から、花粉対策として期待される食材について学んでいきたいと思います。
では、早速…
私たちの身の周りには有害なウイルスや細菌もたくさん存在しています。
その有害なウイルスや細菌から身を守ってくれているのが免疫。
そして『免疫力』とは、その免疫の防御能力の強さのことです。
免疫力が下がっていると、有害なウイルスや細菌から身を守れずに風邪を引いてしまったり、病気になる可能性があるため、免疫力をアップさせたい!と思う方が多くいらっしゃるのでしょう。
でも、実は免疫力を上げすぎると免疫機能が過剰に反応し、身体に悪影響を及ぼしてしまう可能性があります。
つまり、免疫力はバランスよく保つことが大切なのです、と先生はいいます。
そしてくしゃみなどのアレルギー症状は、一度体内に入った物質を免疫細胞が異物とみなして、次にその物質を感知した時に、免疫機能が過剰に働くために起こります。
ちなみに、特定の物質に対して過剰に反応しているので、免疫全てが過剰反応を起こしているわけではありません。
なので、免疫力を上げても、アレルギーなどに効果があるとは必ずしも言えないのだそう。
✊腸内環境を整える食事に
先生いわく
「残念ながら食で花粉のケアをできると科学的に証明できるものはありません。
ただ、腸内環境とアレルギーに関係性があるといわれているので、腸内環境を整える食べ物(食物繊維、発酵食品、オリゴ糖)などを摂ることにより、免疫機能も整うのではないかと期待されています。
また、ビタミンDが免疫機能に関与しているので、ビタミンDを含む食品も効果が期待されています。
たとえば…
れんこんのポリフェノールや、青魚のDHA・EPAがアレルギーを抑える効果があるともいわれていますが、どちらもエビデンスはありません。
即効性はありませんが、害のない食品だからこそ過剰摂取をしなければ、体質改善を期待できる可能性があります。
この時期花粉でお困りの方は、意識してそれらの食材を摂るのも良いかもしれません。
それでも辛い場合は、ひどくなる前に病院へ行きましょう。
ひどくなってからだと、すでに粘膜が過敏になっているので、薬が効くまでに時間がかかってしまいます。」とのこと。
✊過剰な免疫の反応を抑える日常ケアは?
「花粉を体内に入れないことが大切なので、マスクや眼鏡は有効です。
また、洗濯物は花粉がつかないように室内干しがベターです。
室内に花粉を持ち込まないように、家に入る前に衣類についた花粉を落とすと良いといわれています。
ただ、衣類の花粉を全て落とすことは難しいですし、髪の毛などにもついているので、外出から帰ってきたら、花粉を落とすためにうがいをして、顏を洗う、シャワーを浴びるなどをすると良いでしょう。」と先生はいいます。
そして次に、先生おすすめのレシピを。
発酵食品と青魚のDHA・EPAを手軽に食べられる
混ぜるだけの簡単レシピです。
〜さば缶とベビーチーズのキムチ和え〜
●材料(2人分)
さば水煮缶:1缶(190g)
キャンディチーズ:2個
キムチ:80g
万能ネギの小口切り:20g
●作り方
さば水煮缶は缶汁を捨て、キャンディチーズは半分に切り、ボウルに入れる。
キムチとねぎの小口切りも加えて混ぜれば完成です。
〜ポイント〜
混ぜるだけでできる、メインにもなる簡単レシピ。
さば缶とキムチに、チーズのまろやかさが加わるとより美味しく食べやすくなる、相性抜群の組み合わせです。
また、お使いのキムチの塩分により、量を調整してください。
ちなみに、発酵食品のキムチは火を通すと乳酸菌が死滅してしまうので、そのまま食べるのがおすすめです。
バランスの良い食事を心がけて、花粉に影響されない体づくりをしていきましょう✊