今にも降り出しそうです☔
さて、今回は…
勉強をするときにチョコレートを食べると記憶力が上がる、という話を聞いたことがある人も多いのではないでしょうか。
たしかに頭を使っていると甘いものが欲しくなりますが、本当にチョコレートが効果的なのか気になるところです。
そこで今夜は、チョコレート効果のお話から。
🍫チョコレートで集中力・記憶力がアップ?!
よくチョコレートが勉強に効果的と聞きますが、本当なのでしょうか?!
管理栄養士さんいわく
「本当です。チョコレートは①脳の活性化、②集中力・記憶力の向上、③疲労回復の効果が期待できます。
チョコレートが勉強に及ぼす影響を調べた研究では、3時間の演習時にチョコレートを食べたグループは、何も食べない、または砂糖菓子を食べたグループと比べて集中力が持続し、さらに疲労感が抑えられていたという結果が出ました。
どうしてチョコレートに集中力を上げるといった効果があるかというと、チョコレートの主原料であるカカオに、勉強の効率化に適した成分が複数含まれているから。
例えばカカオポリフェノールには脳の血流量を増やす働きがあります。
血流がよくなることで脳の活性化、認知機能や記憶力がアップします。
他には、苦み成分のテオブロミンは集中力を向上させる働きがあります。
テオブロミンはカフェインと似た構造をしており、精神を安定させる、セロトニンというホルモンを増やすことでイライラや精神的疲労を抑えてくれます。
また、チョコレートの甘さであるブドウ糖は、脳にとって唯一のエネルギー源で疲労回復に作用します。
疲れた時に甘いものが欲しくなるのは、脳がエネルギーを求めている現れです。
また、最近ではGABAが配合されたチョコレートも販売していますが、GABAはアミノ酸の1種でストレスや興奮を抑え、リラックスさせる作用があります。
リラックスすると勉強に集中できないというイメージがあるかもしれませんが、神経の高ぶりを抑えることは集中力アップに大事なことです。」とのこと。
🍫勉強中にはカカオ70%のチョコレート?!
「オススメのチョコレートとしては、勉強の効率化に効果がある成分はカカオに含まれているため、カカオが70%程度配合された苦めのチョコレートです。
カカオが多い分砂糖が少ないため、血糖値の影響による眠気やだるさが起きにくくなります。
また、ナッツが入ったチョコレートもよく見かけますが、問題ありません。
ナッツには脳に重要なオメガ3脂肪酸が豊富に含まれており、むしろ脳の働きをサポートしてくれます。
ただし、ナッツは脂質が多いためカロリーが比較的高くなっていますので、食べすぎには注意しましょう。
また、ココアにもカカオポリフェノールやテオブロミンは含まれています。
しかし、含有量がチョコレートと比べて少なくなってしまうため、より効果を求めるならチョコレートの方が良いです。
一般的にチョコレート1かけには、ココア2杯分のカカオポリフェノールが含まれています。
そんなチョコレートはいつ食べれば勉強に効果的なのかというと、消化吸収にかかる時間や血糖値の変動を考慮すると、勉強を始める30分〜1時間前や、休憩中がベストです。
勉強しながらチョコレートを食べると、身体に余計な負担を増やしてしまい、反対に集中力が落ちるリスクがあるため、オススメしません。
そして1回に、板チョコであれば1〜2かけにしましょう。
一度に食べ過ぎると血糖値が乱高下し、低血糖になる恐れがあります。
甘いものを食べた後に、なんで低血糖になるのかと言うと、糖分を取り入れると血糖値が上がり、元に戻そうとインスリンというホルモンが分泌されます。
そして1回の糖分の量が多いと、インスリンも多量に分泌されてしまうため、血糖値を元に戻すどころか下げ過ぎてしまう事態が起こります。
こうして低血糖になると、眠気やだるさが起こり、かえって集中力を落とす原因になりかねません。
なので、砂糖が多いチョコレートほど注意が必要です。
また、勉強に効果的とはいえ、カロリーが気になりますが、食事摂取基準では、1日に摂っても良い間食のカロリーは200kcal。
板チョコ1かけ約30kcalなので、1日6かけまでに抑えましょう。
さらに、カカオ高配合の商品を選ぶことで、砂糖のとり過ぎを防ぐことができます。」と管理栄養士さんはいいます。
勉強や仕事の効率アップに、チョコレート効果を活かしてみませんか?!