今日も気温があがりましたね☀

さて、今回は…

『畑のお肉』と言われる大豆を原料にした豆腐は、良質のたんぱく質や脂質を多く含むだけでなく、女性ホルモンの『エストロゲン』に構造が似たイソフラボンを始め、さまざまな健康作用を促す栄養素が含まれているのだそう。

そこで今夜は、身近な食材でもある豆腐について。

では、早速。




まず始めに、絹ごし豆腐150gに含まれる栄養素をみていきましょう。
 

👉たんぱく質

たんぱく質は、脂質、炭水化物と並ぶ3大栄養素の一つで、20種類のアミノ酸が結合して作られています。

筋肉、臓器、皮膚、髪の毛など体を構成する部分だけでなく、ホルモンや抗体など体の調子を整えるものの材料にも使われる大切な栄養素です。

卵類・肉類・豆類(大豆)に多く含まれ、豆腐の原料である大豆は良質なたんぱく質を含む食品です。


👉ビタミンE (αトコフェロール)

ビタミンEは血管を健康に保ち、血中LDLコレステロールを調整する作用もあることが知られている脂溶性ビタミンです。

還元力があり、若々しくいたい方におススメの栄養素です。


👉カルシウム

カルシウムは人間の体を構成するミネラルのうち最も多く存在しています。

骨や歯の主な構成成分ですが、細胞の分裂・分化、筋肉収縮、神経興奮、血液凝固作用などにも関わっています。

丈夫な体のために取り入れたい栄養素の一つです。


👉鉄分

鉄分は日本人が不足しやすい栄養素の一つです。

鉄分の70%は血液中のヘモグロビンや筋肉中のミオグロビンに存在し、酸素を運ぶ重要な役割を果たしています。

ちなみに、鉄欠乏は重度にならないと症状や徴候は現れないため、日頃の注意が必要です。


👉マグネシウム

マグネシウムは人体に必要なミネラルの一種で、その約6割は骨や歯に、残りは筋肉や脳・神経に存在しています。

300種類以上の酵素反応に補酵素として働き、筋肉の収縮や神経情報の伝達、体温・血圧の調整にも役立っています。


👉カリウム

人体に必要なミネラルの一種です。

ナトリウムを排出する作用があるので、塩分の取り過ぎを調節するのに重要な役割をしています。


👉イソフラボン

大豆イソフラボンは、大豆の胚芽部分に多く含まれています。

女性ホルモンのエストロゲンに構造が似ているため、よく似た働きをすることが知られています。

ハリのある毎日を過ごしたい方や健康美を目指す方におススメの成分です。


👉レシチン

レシチンはリン脂質と呼ばれる脂質の一種で神経伝達物質の材料として知られ、学習や記憶に関係しているといわれています。

ずっと若々しく元気に過ごすために取り入れたい成分の一つです。


👉サポニン

サポニンは植物の根、葉、茎などに広く含まれている配糖体の一種です。
 
サポニンには苦味があり、コーヒーや抹茶の苦味はサポニンによるものです。

特にマメ科の植物に多く含まれ、さまざまな健康効果があるとされ注目されています。


👉オリゴ糖

環境を整えてくれる腸内細菌でビフィズス菌に代表される善玉菌は、栄養源としてオリゴ糖を好んで食べます。
 
そして、内側からのスッキリをサポートしてくれます。


豆腐の起源は、実ははっきりしておらず、一説によると今から2000年前に中国の漢の淮南王・劉安が創始したものといわれています。

これは、16世紀に書かれた中国の本草綱目の中にある『豆腐は、漢の淮南王劉安に始まる』という記述が根拠となっているのだそうです。

ちなみに『豆腐』という文字は今から1000年前に書かれた清異録にはじめて登場したそうです。

そして日本に豆腐が伝来したのは、奈良・平安時代といわれています。

遣唐使の時代に仏教の伝来とともに僧侶が日本に持ち帰って普及したようです。 


私達に身近な、豆腐。

あなたはどんなお料理で楽しみますか?!