冷えて来ました⛄

今日は大寒❄

そもそも大寒とは、二十四節気のひとつ。

寒中見舞いの『寒中』や『寒仕込み』など身近な事柄に関係していますが、知らないことも多いはず。

今夜は、大寒について学んでいきます。



大寒は二十四節気の最終節で、最も寒い時期という意味。

一年の最低気温もこの時期に記録されることが多いようです。

2024年の大寒(だいかん)は、今日1月20日から2月3日となります。

そして二十四節気の24番目が大寒で、次の立春が1番目となり、立春を迎えると暦のうえでは春になります。

大寒の最終日(立春の前日)が、豆まきでおなじみの節分です。

旧暦のころは、立春が新しい年の始まりを意味していたので、節分の豆まきは年越しの行事にあたるわけです。

大寒前後の二十四節気の移り変わりは
 小寒 → 大寒 → 立春
とります。

 
⛄大寒のならわし『寒』『寒中』の行事

大寒は、寒中見舞いでおなじみの『寒中』にあたります。

二十四節気の小寒と大寒の期間(1月6日頃から2月3日頃までのおよそ30日間)を『寒』『寒中』『寒の内』と呼び、小寒に入る日を『寒の入り』といいます。

寒中に出すのが『寒中見舞い』で、立春を過ぎると『余寒見舞い』となります。

郵便局や文房具店などでは、寒中見舞い用のハガキ(暑中見舞いの冬版のようなもの)も販売されます。

また、大寒の期間には、『寒稽古(かんげいこ)』『寒修行(かんしゅぎょう)』を行うところがあります。

寒さの厳しい寒の時期にあえて鍛錬することで、身体や精神を鍛えるものです。

なかには、海や川などに入って行ったり、寒中水泳をしたりすることもあります。

ちなみに寒稽古は、音楽などの芸術分野や仏教などの宗教分野でも行われているのだそう。
 

⛄大寒に食べる、寒○と寒仕込みの食べもの

寒の時期には、寒い時期ならではの食文化がみられます。

手が切れるほど冷たい寒の水は、清らかで霊力もあると考えられていました。

寒の水でついた餅を、寒餅といいます。

寒の水は、厳しい寒さで雑菌も繁殖しにくいためか長期間腐らないとされ、汲み置きをして薬や料理に使う家もありました。

そして、寒仕込みの酒、醤油、味噌は、寒の水で雑菌も繁殖しにくいうえ、発酵もゆっくり進むので、味に深みが出ると珍重されるようになりました。

その他にも、寒卵、寒蜆、寒海苔などがあり、寒の時期のものは上質で栄養価も高いといわれています。

とくに大寒に産まれた卵を大寒卵と呼び、尊ぶようになりました。


⛄大寒に咲く季節の花は?

大寒の頃に咲く花といえば、蝋梅(ろうばい)、水仙、梅、山茶花(さざんか)が有名です。

この四種類は、寒い季節に雪の中でもめげる事なく花を咲かせるので、寒中の四花とも呼ばれています。

中国の文人画家たちが画材として好み、寒中に凜として咲く花や植物を、友にたとえた雪中四花(せっちゅうしゆう)に由来するのだそう。

寒さだけでない、この時期ならではの寒仕込みの味を楽しみながら寒さを楽しみに感じたいと思います😊