昨夜の九州の地震、凄かったですね。
私も直ぐ親戚にメールしましたが、心配な夜を過ごされた方も少なくないと思います。

さて、今夜は前回の“執着”についてのお話の続きから。


●執着の対象を冷静に見つめなおす

例えばお店で、素敵なセーターを見つけたとします。

結構いいな、と思ったけれど即決するほどではないので、しばらくそのままにしておいたら、別のお客さんが手に取ってしまった。

それまでは、あなたにとってどうしても欲しいセーターではなかったのに、途端に「あの人が買ってしまったらどうしよう!」と気になることはありませんか?!

これも執着の一つなんだそうです。

本来であれば、あなたにとってそこまで重要な物ではないのに、他の人の物になりそうになった途端、手放すのが惜しくなるのです。

実はこの話には続きがあります。

「あの人が買いませんように!」
との願いが叶って、その商品はあなたの手に戻りました。

喜んだのはつかの間、もう一度手に取ってじっくり見ると、やっぱりそれほど欲しいものではなかったのです。

あなたが執着しているものも、もしかするとこれと同じかもしれません。

ライバルが居なければ、欲しいとも思わないものではないですか?

もし、ある事柄に執着しているのなら、それがたやすく手に入るもの、相手からどんどん近づいてくる人でも、本当に欲しいと思いますか?

「取られたくない!」
という気持ちだけで、執着しているのかもしれません。

今一度、執着の対象を冷静に見つめなおしてみましょう。


●夢中になれることを見つける

自分の心が執着に向かっていることに気づいたら、気分転換をすることが必要なんだそうです。

一番いいのは、本当に忙しい毎日を送ること。

余計なことを考えるくらいなら、眠ってしまいたい。

クタクタになるまで疲れたら、余計なことを考える余裕はなくなりますよね。

でも、しんどいのは嫌ですよね?

そこで、物事に執着しそうになったら、夢中になれる他のことに集中しましょう。

夢中になれれば何でもいいのですが、それにかかわっている時間が楽しい、寝食を忘れて取り組めるというほど、夢中になれるものが見つかれば、執着心はなくなるでしょう。

例えば、中高年の主婦が韓流ドラマのブームにハマった時のパワーと言ったら、それは素晴らしいものがありました。

今までは、家族や旦那の愚痴を言っていた人でさえ、それどころではないと韓国語のスクールに通い、自分で韓国旅行を手配して、ロケ地巡りをしてしまうのです。

夢中になれるものを、執着している人や物以外に見つけることができたなら、執着しない人生を送れるでしょう。

スマナサーラ氏の著書“執着しないこと”は、執着によって生じる「欲」や「怒り」によって、人間のエネルギーが漏電してしまうと述べています。

執着によるエネルギーを漏電させない方法として、「捨てる道」をすすめています。

そうすることによって、エネルギーを満たしながら、人生を楽しむ方法が書かれています。


執着を手放すことはとても難しいことですが、一度でも手放すことができれば、その穏やかな生き方が楽に感じて、その後執着することはなくなるかもしれません。

また 執着するという事は、非常に辛いことです。

常に失う恐怖や悩み、自分の心の不安と戦わなければいけません。

執着する人生ということは、生きている間ずっと終わることのない、それらの感情と向き合わなければいけません。

執着を手放すために、執着やそれらの感情を呼び起こす作業は辛い作業です。

でも、そこを乗り越えることができれば、穏やかな人生が待っているのではないでしょうか?

また、執着しないという事は、努力しない、頑張らないという事ではありません。

自分がやるべきこと、できることは精いっぱい努力して、欲しいものを手に入れるということは、執着ではないという事を心に留めておいてください。

一人でも多くの方が、執着の苦しみから解放されて、心穏やかな人生を送れますように… と、カウンセラーはおっしゃいます。

そう、簡単なことではないと思いますが、心穏やかに暮らしたい為、これらの方法を試してみたいと思います(^.^)