今まで、企業における多くの人事・処遇制度にも関わって参りました。
経営・社員に何が期待されているのか。
どのように期待を評価するのか。そして、評価する人を育てるか。
どのように評価を処遇(報酬・昇進等)につなげるか。
しかし、ルールを決めれば決めるほど、それだけを行えばいいという意識になり、
他の新しい可能性を自ら閉ざしてしまうことになります。
自由な枠もつくって、そのプロセスや結果を評価する部分を作っておかないといけません。
さらに、毎期毎期、いい評価を取り続けなければ昇進しない、というルールも、
課題が多くあります。
いい評価を取りやすい目標しか立てない。それを上司も許してしまう。
よからぬプロセス、結果を隠してしまう。いわゆる、「隠蔽工作」ですね。
また、自分の手柄ではないのに、横取りしてしまう。虚偽の報告をする。
すべて、いけませんね。ルールを作ると、何かと課題が多いのです:笑。
まるで、法律を作ると、その抜け道を必ず見つけて突いてくる、といった感じです。
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したがって、人々が自律的に、主体的に物事に向き合うような組織カルチャーの醸成、リーダーシップの存在、そして何より一人一人の仕事に対するモチベーションを高めることが、ルール作りの前に/ルール作りと同時に、とっても大切になります。
そこに、人事・教育を融合する必要がでてきます。
決して、別々の領域ではありませんね。双方が、密接に融合してきます。
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私は、個人的には、「笑点」の大喜利システムの評価制度が、大好きです。
(もちろん、それを取り入れている企業はありません:笑。)しかしながら、
個々人のモチベーションは上がると思っています:笑。
いいこと、面白いことを言うと、「座布団一枚」。
変なこと、つまらないことを言うと、「座布団一枚没収」。
時には、二枚、三枚も、ありえます。
そうすると楽しいのは、メンバーが「一枚取られてもいいので、笑わせてやろう」と、「リスク覚悟」で、面白いことをして言ってきます。司会者にたてついてでも、笑わせます。案外、それが一番、面白いですね:笑。もちろん、座布団は没収されますが、場は活気がでます。
逆に、司会者をおだてて、座布団をせしめるときもありますね。それも、誰が聞いても、ユーモアが効いているので、とても面白いです。
毎回毎回、回答ごとに、座布団一枚を獲得しようとして、力んだり、他のメンバーの邪魔をしたりしていては、おそらく座布団はもらえませんね。笑えないですから。
そして、座布団を取られ続けたメンバーでも、次期リーダー=司会者になることができますね。全体を見ての振る舞いができていて、面白いのですから:笑。
キーポイントは、次のポイントでしょうか。
ユーモア溢れ、共に笑点を盛り上げようとする組織カルチャー
メンバー同士の理解・信頼
(理解・信頼をしていなかったら、的確な毒舌も言えません:笑)
司会者のリーダーシップ
(時には、「まったく、おまえらときたら・・・」といった感じも大切ですね:笑)
そして、何より個々人の磨かれたタレント(才能)
(みな、すごい噺家さんですからね。)
このような、メンバーがそろい、カルチャーがあり、リスクをおそれず前向きに活動し、それをきちんと束ねるリーダーがいるので、・・・・・笑点のチームは、ほんとうに面白いです。
何より大切なのは、「それが、長く、お客様に受け入れられている」ということです。お客様は、ほんとうによく見ています。
お堅い企業のコンサルティングに活かす日も、いつか来るかもしれません:笑。
頭を、やわらかく、やわらかく、ですね。