ひとり暮らしをしていると、生活習慣の乱れが生じることがあります。規則正しく職場へ出勤されていたとしても、食生活の乱れが生じてきたりもします。

婚活をうまくやれば、生活習慣の乱れも改善できるのです。

婚活を食生活の改善、生活習慣の乱れの改善にもつなげるという「つづり屋の発想」で、より豊かな毎日につなげましょう。

糖尿病にみる生活習慣の改善と婚活

下記の項目に分けてご説明いたします。

  • なぜ婚活が生活習慣の改善につながるのか
  • 糖尿病の原因
  • 糖尿病の症状
  • 糖尿病における代表的な合併症と対応について
  • 婚活をがんばるあなたへ

なぜ婚活が生活習慣の改善につながるのか

 

 パートナーがいるから食事をつくる。パートナーがいなければ、コンビニ弁当で済ませる。そういう方は、意外と多いのです。

 あるいは、食事を作ってくれるパートナーと出会いたいと考えている方が多いので、料理の勉強が成婚につながることがあります。また、汚れたお部屋・自宅のままだと、結婚生活への不安がつきまとい、ご成婚へつながりにくくもなります。

 つまり、婚活を成功させるには、食生活などの生活習慣を改善させることが近道になることがあります。そのため、婚活をされている会員様へ生活習慣を見直すようにアドバイスをさせていただくことがあり、「料理ができるようにならないと結婚は難しいよ」と具体的にお伝えすることもあるのです。

 生活習慣の乱れから生じる疾患の代表的なものとして「糖尿病」があります。この「糖尿病」は、外見からはわからないのです。ご本人が無自覚なことも多い。その他、内臓の機能不全にかかわる疾患の多くは、外からはわからない。そのため、対応がおろそかになりがちです。気づいたときには、手遅れということもあるのです。このような内臓の機能不全は、生活習慣を改善することで、機能維持・向上が可能となることも多いのです。そこで、糖尿病について具体的にみていきたいと思います。

 以下、長寿社会開発センター発行のケアマネテキスト7訂をもとに私が作成したケアマネ実務研修の課題レポートを参考にしています。

糖尿病の原因

 

(長寿社会開発センター発行ケアマネテキスト7訂より)

 糖尿病は、インスリン作用の絶対的あるいは相対的な不足によって糖の代謝障害(血糖値の異常)をきたす疾患です。1型糖尿病(インスリン依存型)と2型糖尿病(インスリン非依存型)に大別されます。高齢期に発症する糖尿病は2型糖尿病が多く、遺伝が関与しているといわれ、肥満、運動不足、老化、妊娠、感染症、ストレスなどが発症因子といわれています。

糖尿病の症状

 

(長寿社会開発センターケアマネテキスト7訂参照)

 主要な症状は、口渇、多飲、多尿、全身倦怠感などですが、全く症状を自覚しない場合もあります。血糖のコントロールの悪化が遷延すると、体重減少も認められることがあります。また、糖尿病のコントロールが不良となり、高血糖が悪化する場合は、糖尿病性昏睡となることがあります。十分にコントロールされていない糖尿病では、高血糖が続くために細い血管が損傷され、細胞が障害を受けます。特に、細い血管をもつ眼、腎、神経に合併症が起きやすいといわれています。

糖尿病における代表的な合併症と対応について

 

(長寿社会開発センターケアマネテキスト7訂参照)

 糖尿病には、上記のような症状があるため、糖尿病をコントロール不良のまま長く経過させると、合併症を引き起こすことになります。糖尿病の3大合併症として「網膜症」「腎症」「末梢神経障害」があります。目においては、網膜症、白内障、緑内障。腎臓においては、腎症。神経においては、末梢神経障害。呼吸器においては、感染症、肺炎、肺結核。泌尿器においては、ED、尿路感染症、排尿障害。脳においては、動脈硬化、脳梗塞。心臓においては、動脈硬化、心梗塞。皮膚においては、皮膚症、感染症。このような症状・合併症を引き起こすことがあります。

 糖尿病の治療の目的は、糖尿病症状を除くことはもとより、糖尿病に特徴的な合併症の発生や増悪を防ぎ、健康人と同様な日常生活の質を保つことにあります

 糖尿病の治療は、食事療法、運動療法および薬物療法です。食事療法は必要なカロリーを患者それぞれに検討し、各種栄養素が適正に含まれるよう指導を受けることが大切です。

婚活をがんばるあなたへ

 

 幸せな結婚生活を考えたとき、このような身体の健康も意識されることが大切です。

 ただ、別に不健康でもいいのです。自分のために、相手のために健康を維持しようと努力されることが大切なのです。

 自分のため、相手のためというお気持ちが、婚活をより良いものにします

 さて、糖尿病では、食事療法が治療の基本となるために、必要摂取カロリーなども確認し、それに応じた食生活ができるようご夫婦で工夫します。インスリンを投与されている方の場合、特に低血糖症状の発現は生命にかかわることも多いため、低血糖症状が起きた場合の対処方法などを確認しておきます。

 病をともに乗り越えようとされるところに、夫婦の絆の深まりがあります。病を糧にできるよう意識してほしいです。