ポカポカ陽気の日が多くなってくると思いますが花粉が心配です。
かと言って花粉防御メガネとマスクの合わせ技はメガネが曇ってしまうので苦肉の策です。
さて
今日はまたヘッドを取り外し。
カム、ロッカーアーム等のチェックをしてからカムチェーン交換です。
左ケースカバーを外します。
フライホイールを取り外すには特殊工具フライホイールホルダーとフライホイールプーラが必要になります。
フライホイールを外すとカムチェーン登場。
カムチェーンテンショナーを押しているプッシュロッドを取り外せばチェーンが緩みます。
カムチェーン
左新品
全長、貼りを比較してみましたが違いがわかりませんでした。
トルクレンチを使って規定値で締め付け。
トルクレンチは2本所有しています。
30Nmくらいまでの小トルク用と40Nm以上の大トルク用で使い分けています。
カムチェーンを交換したらカムチェーンのタブをカムシャフトの溝部に合わせて組んだ位置とフライホイールのTマークに合わせます。
数々のHRC GROM情報や数値を公開してきた「ツッタニブログ」でもココの数値は流石に非公開です
正確な数値はエンジン始動前の冷えた状態でしか測定できず、1日1回しかできないエンジンのフィーリングを左右する貴重な数値ですので
新品のカムチェーンを組んでいく工程でオイルを添付する箇所がありますが、通常使用しているエンジンオイルと同じで大丈夫だと思います。
エンジンを頻繁に開けているとカーボンの付き方や消耗品の摩耗の少なさでこのエンジンオイルの素晴らしさが良くわかります