夜に夢を見て目が覚めたり酸素飽和度が下がったりするという話をしたと思うが、主治医が重く受け止めてくれて回復の一助になるかもしれないからとASVの使用を提案してくれた。
睡眠時無呼吸症候群をご存知だろうか?寝ている時に呼吸が止まり、酸素不足になる病気の事。
心不全になると全身の血流が悪くなって酸素不足になっている。脳にも酸素が足りなくなって呼吸が上手く出来なくなる為睡眠時無呼吸症候群になる事が多くなり、私はまさにその状態という事。
治療にはCPAPという簡易の呼吸器を使うのだが私が使うのはASVという呼吸器。CPAPは一定の間隔で強制的に気道に空気を送り込んで気道が塞がらないようにするのだけれど、ASVは本人の呼吸を感知して換気が足りない分をサポートしてくれる。もし呼吸が止まった時には強制的に息をさせてくれるという物。
昨日の夕方に臨床工学技士が機械を持って来てくれて早速昨夜使ってみた。マスクをつけてスタートボタンを押すだけの簡単仕様。つけて呼吸のサポートが入った途端肺が広がったのを感じた。呼吸が浅くなっていた事を実感。朝起きたら久しぶりにぐっすり寝られたようでスッキリ目が覚めた。
臨床工学技士が使用感を聞きに来てくれてよく眠れたと伝えると喜んでくれた。ただ使ったマスクが鼻と口を覆うタイプだったので顔に風が当たるのが気になると言うと鼻だけのマスクを勧めてくれた。
これは気に入って今も鼻マスクオンリーで寝ている。鼻が詰まった時には息ができなくてマスクをポイってしたけど
主治医も喜んでしんどくなければ酸素外していいと言ってくれたので酸素も止めてもらった。
ところがこのASV、心不全界隈では長期的にはあまりいいエビデンスがない。漫然とした長期使用は避けるようにとなっている。
でも私には合っているようなのである程度よくなるまでは使おうと思っている。
夫にこの話をした時、入院のしばらく前から私のいびきと寝言が酷かったと言っていた。やはりその頃から悪くなっていたのだろう。