そんなこんなで消毒が済み滅菌済みの布を掛けられ検査開始。検査してくれたのは主治医ではなく、カテーテルが大得意なドクターを外から呼んでくれていた。
まあ当然私がナースである事は知らないだろうし、自分達の話を患者がまるっと理解してるとは思っていないわけで。
ドクターのやり取りを聞きながら検査中退屈せずに無事終了。あまり痛みも感じなかった。カテーテルがゴソゴソ体に入っていく感じはすごいあったけど。
「心エコーの結果よりは悪くないねー、生検の感触も心筋炎みたいな感触だったよ。」と言っていた。ただし心臓の部屋は大きく広がってでろんとしていたのを自分で確認していた為あんまり期待はしていなかった。
部屋に戻り右足を固定されてここからはひたすらじっとしている事になる。バルンカテーテルの違和感に耐えながら気を紛らす為にスマホをいじってた。
しばらくするとナースが尿の出が悪いので利尿剤使いますねーと言って来た。
点滴のチューブのコックからプチュっと入れる。そしたらふわっと酸っぱい匂いが鼻に抜けていった。この利尿剤の成分は酸性なので酸っぱい匂いがしても不思議じゃない、新たな発見をした気分になった。
間で腰のマッサージなんかをしてもらいながらどうにか6時間乗り切った。主治医が止血の確認に来てくれたけど、微妙に傷口から血が滲んできてるらしく、寝返りはしてもいいけど起き上がるのは明日と言われた。上手くいけばこのままバルンカテーテルを抜いてもらえると期待していたのでガッカリ。
仕方ないので睡眠薬を飲んで寝る事にした。