2023年度の卒業論文・卒業設計最終発表会が無事に終わりました | 居住環境学科な日々

2023年度の卒業論文・卒業設計最終発表会が無事に終わりました

いよいよ今年度の卒業論文・卒業設計の最終発表会です。

この学年は,入学したとたんに,新型コロナウイルス感染症で大学がしばらくお休みになってしまった学年です。新型コロナウイルス感染症の影響を一番沢山受けた学年ですが,何とか,発表会の日にこぎ着けました。

 

岡本助手ともう一人のスタッフが受付のようです。

 

会場の大ホールを覗いてみても,まだ参加者が少ないので,

 

ロビーに展示してある発表を見に行ってみました。こちらは髙橋研究室の卒業設計です。手前が模型,奥がプレゼンテーションボード?図面?です。毎年のことですが,髙橋研究室の図面は綺麗な図面が多いような気がします。

 

髙橋研究室では毎年1人ぐらいは卒業研究にも取り組む人がいるのですが,

5人全員が卒業設計に取り組んだようです。後からしっかり見ようと思っていたのですが,タイミングを逃し,どれが誰のか,よくわからず。

 

こちらでは,卒業設計をじっくり眺めている学生も。右側のポスターみたいな地図みたいな展示は,このブログの管理人が担当する研究室のの茂呂さんのものです。

 

それから,こちらは,同じく温水さんの作品。卒業論文を進めながら,提案にも取り組み,ランドスケープのスケールでの模型やパネルを展示しました。

 

最後は佐藤研究室のYさんの作品。今年度の佐藤研究室で卒業設計に取り組んだのはYさん一人だったようです。実物大の展示ですので迫力があります。

 

開始前には,学生達も集まってきました。昨年までは新型コロナウイルス感染症対策もしながらだったのですが,今年度からは,それ以前のやり方に近くなっています。

 

このブログの管理人が担当する研究室の学生達の発表は午前中の最後です。朝から,パソコンの設定を確認しているようです。

 

と言うことで,いよいよ今年度の発表会の開始です。

 

発表する4年生の他に,3年生,それに自己推薦型選抜や学校推薦型選抜で居住環境学専攻に合格した高校生達も参加。そして,外部の方に久し振りに何も制約なく開放しています。

 

最初は,髙橋専攻長の挨拶や注意事項。

 

午前の最後に,このブログの管理人が担当する研究室の学生達の発表がありました。

あんなにパソコンを確認したはずなのですが,トップバッターの温水さんの発表の前に上手く表示されず。でも,何とか発表開始です。温水さんの発表のタイトルは「植栽管理の行き届いた公道植栽の要点と提案」です。

 

楽しそうなスライドで提案の内容まで説明していました。このブログの管理人が担当する研究室では,研究と提案の両方に取り組んでみたい,という学生が時々います。両立はなかなか難しいのですが,学生達が希望すれば,できるだけ,と思っています。

 

司会の李教授からの質問にも身振り手振りで答えています。そういえば,このブログの管理人が担当する研究室の学生達は特に身振り手振りが多かったような・・・。

 

2番目は茂呂さん。茂呂さんのテーマは「「さきつびとマップ」を通じて新たな観光資源の発掘と人々の交流を創る」で,卒業論文のタイトルとしては少し変わったタイトルです。1枚目のスライドも楽しそうです。

 

発表の際には,先ほど紹介した地図を演題の前に持ってきて,成果物のイメージを伝えようという訳です。﨑津集落の皆さんと一緒につくった地図です。

 

何度も﨑津に通いながら,まとめた卒業研究を是非来年の4年生にも引き継いで欲しいとのことでした。やはり茂呂さんも身振り手振りで,質問に答えています・・・。

 

3番目は,葛迫さんです。茂呂さんと同じく,﨑津集落が研究の対象ですが,「天草市﨑津集落内の色彩環境の特徴」というタイトルの通り,人に注目した茂呂さんと違って,色環境に注目です。

 

葛迫さんも含めて,学生達は何度も発表練習をしたのか,ゆっくり丁寧にでもしっかり自分達の発表の内容を伝えることができたいたように思います。葛迫さんは3年生の時から色環境に取り組みたいと言っていましたので,

 

質問にもしっかりと回答できてきました。実は,研究室に配属される前と後でずっと同じことをテーマにしようとする学生は多くはありません。葛迫さんは珍しいタイプかもしれません。

 

4番目は,高山さんです。「体感温湿度の計測の実施を通した高齢者の熱中症対策の提案」がテーマです。だんだん,計画色が強い発表から環境職が強い発表に移っています。このブログの管理人が担当する研究室の卒業研究のテーマはかなり幅広いのです。

 

環境色が強くなってきましたので,高山さんの発表のスライドにはこんなふうにグラフも出てきます。高山さんの場合は,高齢者とひとくくりにせず,

 

何とか高齢者一人一人の熱中症対策が探れないか,と試行錯誤してみたことが特徴でしょうか。建築環境「工学」といいながらも,できるだけ一人一人の「人」にも注目,という難しい裏のテーマに挑戦してくれました。

 

最後は,近松さんです。「照明の色温度が学習の質に与える影響」という光環境を対象とした卒業研究です。このブログの管理人は光環境は専門ではないのですが,近松さんが自分でいろいろと調べて進めてくれました。

 

特に後期に入ってからは実験が結構楽しかったのか,取り組みのペースが急上昇して今日を迎えました。それとも,このブログの管理人にいろいろ言われるより,自分で考えるのが楽しかったのかもしれません。

 

よく考えていたせいか,質問にもしっかりと答えることができていました。珍しく,身振り手振りがない写真ですが,回答の内容はちゃんとしていましたよ。

という訳で,5人の発表が終わりました。最後の数日間は自分達だけで,スライドの修正を相談したり,発表練習をしたりしていました。ずいぶんと変わったようで,皆さん大変よい発表でした。

 

午後は,他の研究室の発表ですので,学生達はもうだいぶんリラックスしながら聞いていたようです。

 

でも,このブログの管理人は時々質問をしていたので,気は抜けません。それぞれの学生の長くはない発表の間に,何とかできるだけ内容を把握し,質問するのは何年やっても結構難しいな,と思ってしまいます。

 

40人の発表が終わったのは17時過ぎ。朝の9時からずっと,本当に1日をかけての発表会です。新型コロナウイルス感染症の頃は2室に分けて発表会を行ったこともありましたが,やはりできれば全員の発表を聞いてみたいものです。最後は専攻長の髙橋教授の挨拶で,今年の発表会が終了です。

皆さん,お疲れ様でした。後は,20日の本体提出です。