中野茂夫先生の講演会 | 居住環境学科な日々

中野茂夫先生の講演会

大阪公立大学(4月までは大阪市立大学)大学院生活科学研究科の中野茂夫先生に,講演をいただきました。

ご講演のタイトルは,「近代日本における地方の変容と空間形成・計画史に関する一連の研究」です。主に,松江のお話,倉敷のお話,そして大阪のお話という内容です。

 

中野茂夫先生は昨年度の日本建築学会賞(論文)を受賞された大変素晴らしい研究者で,このブログの管理人は,社宅研究会に混ぜて頂いていたころから大変お世話になっています。本当は,もう少し前に,日本建築学会の大会でお目にかかっているのですが。

 

昨年,学会賞を受賞されたときに,是非,本学で講演をお願いしようと思い,予算を申請して,ようやく今日実現しました。

 

環境調整工学の授業の枠の中でお願いしましたので,少し受講生が少なめなのが残念なのですが,ご講演の内容はとても興味深く,面白く,あっという間の90分でした。

 

特に,ご講演の構成が素晴らしく,大変明快なご講演でした。それだけでも,まずはご講演を伺う価値がありそうで,もう少し多くの学生が聴いてくれればな,と何度も思いました。もちろん,お話の内容自体も面白かったのですが。

 

身振り手振りを交え,ゆっくり話しておいでのようにみえても,終わってみれば実に沢山の内容を話しておいででした。都市計画遺産,タウンアーキテクト,オープンシティのそれぞれの可能性についてお話をして頂き,最後の1枚のスライドで,伏線が全て回収されるという手品のような構成でした。このブログの管理人もそんな講演がしたいものです。

中野先生,お忙しい中,わざわざ大阪からおいでくださり,ご講演を頂き,本当にありがとうございました。