※再掲「ユノの言葉」と情報の危うさ | *November With Love*

*November With Love*

◆ユノへの手紙
◆事務所とファンダムについて
◆音楽・feminism・sexism・racism・社会政治問題


※再掲

《都内のタワレコさんは2人の初めてのカムバック時に、
大きなモニターのテーブルに「5人の絆」という女性週刊誌発行の本を平積みで置いていたので、

インフォメーションカウンターに行って、
「これは一人の客の切実な意見として聞いて欲しいのですが」と前置きをし、

「東方神起の分裂問題は非常に複雑で、
事務所に残った2人だけを応援するファンもいれば、
5人が好きなファン、
脱退した3人が好きなファン、
と色んなファンがいて、
2人のファンの中には5人を望まない人も沢山います。

タワレコさんのようなブランドのCDショップに、
こうした公式のものではない女性週刊誌ネタの「5人の絆本」が置かれているのを見て、
不快に思うファンもいることを理解して頂ければ有り難いです。」

と伝えて帰った。

このたった一人の客の意見がどのように考慮されたのかは私には知る由もないが、

程なくして新宿タワレコさんははっきりと「現在の東方神起は2人」として、
愛のある2人の応援を展開して下さるように変わり、
とてもとても有り難く思った。》

(『一音楽ファンとして長年の常連タワレコに思うこと』
2017年4月記事より抜粋)


****

《最近ネットで、ユンホファン、チャンミンファンが争ってるのをよく見かける。
争っても何一ついい事はない。
だからここにいないで外で悪口を言えばいい。
その時は東方神起のファンだと名乗らないでほしい。
そんなファンはいらない。
この音声を録音しても構わない。》

このユノが言ったとされている発言は公式ではなく、
韓国の一ファンが日本語に翻訳したものです。

東方神起の日本のファンの間ではみんな何の疑いもなく、
まことしやかに拡散されてしまっているこの翻訳。

少なくともユノは、
あのデマだらけのグループ分裂事件当時でさえ、
大切なご家族に被害が及んでも沈黙を貫き、

自分の誕生日のファンに向けたメッセージで初めて、
「悲しまないで、僕の大切なファン」
と伝えてくれた人で、

デビューしてから今日まで、
自分の発する言葉の影響力をよくわかってるから故に、

どんな状況であっても、
どんなファンに対しても、
アンチに対してさえ、

歩み寄って、
時には赦して、

どんな相手ともきちんと向き合いこそしても、

こんな風にファンをみんなの前で断罪するような言葉を一度も言ったことはなく、

公式の記録や記事としてそうした発言はありません。

ましてや、
「そんなファンはいらない」
なんてファンに向かって切り捨てるように放つ言葉は、

リーダーとして和を心掛け、
心を砕いて来たユノの人柄や、
これまでの言動から考えればあまりにもかけ離れた言葉で、

この翻訳がまるで感動秘話のように拡散されていることに大きな違和感を覚えます。

悪い話は勿論ですが、
例えどんな良い話であっても、

それが公式からのものでなく、
ソースやエビデンス(証拠)もない話を信じるのは、

5人の絆を未だに信じているファンや、
ユンジェファンが拡散している迷惑な妄想と変わりません。

(因みに少し前にチャンミンの過去の暴行動画が一部で流れていました。

そしてそれから少し経ってから、
その暴行動画のタイトルがユノの名前に書きかえられた、
ユノに濡れ衣を着せる動画が拡散される悪質チャンミンファンの動きがありました。

ユノオンリさんたちは初めに動画が流れて来た時に、
ユノにとっても、東方神起にとっても、誰にとってもマイナスになると判断して、

その動画が拡散されないよう、
知っていてもスルーしていました。

それに対して、
みんなが喜んで拡散している上記のユノの言葉を翻訳したチャンミンファンは、

そのユノに濡れ衣を着せた動画をわざわざ貼り付けて注意喚起し、
故意に拡散しました。)


翻訳は専門家でも難しい仕事で、
良くも悪くも訳した人の願望や受け取り方や言葉選びなどで意味が大きく異なって来る場合もあり、

どこの誰かもわからない、
責任の所在のない素人が訳したその一つの情報を鵜呑みにして、

何かある度、
こんな風に相手を黙らせる為に持ち出したり拡散するのは、

場合によってはデマに加担しかねないことでもあり、
結果的にユノを盾にして矢面に立たせることになります。

以前にも書きましたが、
そうした情報の信頼性は誰のどの記事にも該当し、
当然私の記事にも言えることで、

私は私の私感として記事を書いており、
ソースやエビデンス(証拠)の必要な大事な内容は出来るだけ明記するよう心掛けていますが、

それも含めてどんな情報も出所やソースを確認して、
公式でないものは自分で調べたり、
わからない言語は色んな方の翻訳を見比べたり、

あらゆる不確かな情報は参考程度に留めておくことが大事です。