視察研修報告② | 松岡隼人オフィシャルブログ「てらブロ」Powered by Ameba

 本日は、宇土市三角町戸馳での洋ラン栽培についてご報告いたします。きっかけは、青年会議所(JC)です。私が、JCの県の会議に出席した時に、戸馳で洋ラン栽培をしているメンバーと知り合いました。


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人吉市でも農業について様々な策を打っていますが、その成果はまだまだ上がっていません。農林業の振興は、本市にとっても大きな課題であり、我々、新・九州相良クラブでも常に議論をしている項目です。そんな折、戸馳地区での洋ラン栽培についてお話を伺い、メンバーの好意で今回の視察研修に至りました。

さて、戸馳では、五蘭塾という団体を作って、約20の生産者が、みんなで連携して洋蘭の栽培を行っておられます。ここが素晴らしい。それも30年も前からです。今では、16、7名の後継者が帰島し、親の後を継いでおられると言うことでした。それが、一番だ。とメンバーのお父さんが、おっしゃっていたことが一番印象に残っています。


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メンバーのところも、現在、2町歩弱の土地にハウスを設置し、30名ほどの雇用をしておられ、年間の売り上げも数億円と、とてもびっくりする規模でした。まさかここまでとは・・とあっけにとられました。

農業もやり方次第では、うまく行くことが分かりましたが、ここまで来るには、長い時間を要しています。そして、みんなで同じ方向を見て歩いてきた。ということが成功の秘訣だと思いました。洋ランを栽培しようと決められた時、同時に、一人の失敗者も出さないと誓って、それぞれがそれぞれのハウスをまわり切磋琢磨して来られたのだそうです。

半端ではない思いと汗が、今、美しい花を咲かせ、後継者を島に呼び戻しているのですね。