紀元祭 | 松岡隼人オフィシャルブログ「てらブロ」Powered by Ameba

 昨日、青井阿蘇神社にて、第45回建国記念日の奉祝人吉会が開催されました。本日は、その中での宮司の挨拶をご紹介します。


 本日の紀元祭は、日本国の建国を祝い先人の弛まぬ努力とご苦労に感謝するとともに、今を生きる我々が国を愛する心を養い、国の隆昌と世界の共存共栄を祈る神事でございます。


 幕末維新における『王政復古の大号令』は、「諸事、神武創業の始めに原づき」と唱えましたが、この神武創業とは、「全ての人々が1つ屋根の下に大家族のように身を寄せ合い、安心豊かに暮らせる国をつくろうではないか」というもので、この国の始まりの精神に立ち返り、フワフワと定まらない澱んだ空気を一新し、新時代への開化をいち早く促そうとしたものでございました。


 戦後、サンフランシスコ講和条約でようやく主権恢復を成し得た時も、先人たちが先ず執りかかったことは、国の指針を取り戻すべく、紀元節の復活運動だったのでございます。


 神武創業の基いとなりました神代からの命題であります「修理固成・この漂える国をつくり固め成せ」との神勅を今一度参加者の皆様方に再認識していただきますようよろしくお願いします。

以上


 私は、日本人として生きるに当たり、大切なことは神社で学んでいます。逆にいうと神社しか学ぶところがないのかもしれません。こういうことを学ぶ機会を私たちは、つくる必要があります。