こちらの方の、2024.09.23 16:06の記事を読ませて頂いての感想です。
記事を要約すると
・スーパーはくとを米子(出雲市)まで延伸すれば関西からの乗客需要を拾えるだろう。そして増便も。
・所要時間も新大阪~米子で、新幹線+やくも vs はくと で10分も変わらないし乗り換えも不要
・メリットは多そうだが、はくとの延伸も増便も不可能。
なぜなら
・単線区間が多いから。単線区間があると上下線のすれちがいが必要で、増便すれば、当然、すれちがい回数が多くなり、速達性が損なわれる。
・やくもの乗客がごっそり減るから
とのことです。
記事の中には具体的な運行本数も書いてあるのですが、
はくとは6往復(休日7往復)、いなばは5往復で計11~12往復便があります。(主に智頭急行線内)
伯備線のやくもは15往復あり、あとサンライズ出雲、貨物列車、時々WE銀河があり、およそ20往復便はあろうかと思います。
どちらも単線区間内の本数です。
であれば、やくもを10往復便ぐらいまで減らせば、すれちがい回数も少なくなり、今よりも速達性があがる可能性がある、ということになります。
はくとへ乗客が移行すれば、やくもを減便してより速くすればいいのではないのかな、と思いました。
はくとの車両は智頭急行の所有であり、JRへ貸している、という建付けになっていて、JR線区間を長く走れば走るほど、智頭急行の収入となります。
智頭急行からしてみれば、米子・出雲市への延伸はありがたいことになります。
正式に申し入れがあったのか定かではありませんが、JR西日本は、はくとは姫路発着としたい、という意向があるようです。
そうなるとJR区間が少なくなるので、智頭急行としては痛手となりますが、代わりに米子・出雲市延伸案があるようです。
山陰本線の米子~出雲市間は、まつかぜ、おき、やくもの3種類の特急が走っており、特急の供給過多区間となっていて、これも是正したいようです。
私にはこの供給過多区間の是正案は浮かんできませんが、江ノ電で実証実験しているようですが、地元証明をするようにして、地元民であれば特急券なしで特急の自由席に乗れる、ということができればいいな、とは思います。