メールを待っていました。本当のことを教えてくださる方がいらして 嬉しいです。

私には辛い事実ですが、本当の事を知ることができるのはありがたいです。


『ゴクールさんから聞いてみました』というタイトルでメールをいただけました。


2012.6.23.

『 昨日、ゴクールさんが、私の家の近くに何か用事があったのか、ちょうどいいことに訪ねて来てくれました。
彼の家はカトマンズの西北辺境、私の家は同じく東北辺境、いずれもリングロードの外側で、盆地を囲む山々にも近い所です。

 実は、一昨日の夜、「ネパール風 人をたぶらかす方法1」でも使って、色々聞いてみようと思っていたのでした。
 ボウダナート仏塔を囲む一周150mほどでしょうか、まあるい参詣道沿いにある「桜レストラン」の座敷で小一時間話しました。

「実はアイウエオサークルのホームページで、丹原さんという方と杉本さんのやり取りを記録したページを見つけ、さっそく読んで、その感想などを丹原さんのブログにご挨拶代わりに書き込ませて頂きました。」

というところから話を切り出すと、彼は、すぐさま、

「その学校建設のことはよく知っています。チトワンの学校でしたね。私も二度行きました。」

と言いました。二度とも杉本さんに同行してのことだったのか、一度は監督さんと一緒だったのか、
彼も現場をよく知っているようでした。でも、何か、「大雨で行けなかった。」とも言っていたので、くわしいことはわかりません。雨季のタライのジャングルではよくあることだし、カトマンズ盆地などとは河の水量も、雨量も大違いだし、そういうことも有り得たかも知れないと思いました。

 私が聞きたかったのは、一つは、ディベンドラ弁護士が、「監督がお金を使ってしまった。」と、
杉本さんに報告されたのが事実なのかどうかということでした。

 おそらく彼はちょっとご年配だし、弁護士というような方々はご自身でタライのチトワンあたりまで
は出かけられないだろうと思うので、報告書に書かれていたように、カトマンズ事務所職員等からの
聞き取りで知ったことを報告して来られただけだったのかも知れません。

 実は、ゴクールさんが監督さんをどう思っているのかも知りたかったのでした。

 私も、この半年近く、監督さんにも何度かお会いしたし、今は無き「カトマンズ事務所」(丹原さんが書かれていた日本の事務所よりずっと立派な2階建てのビルでした。)近くの「いっぱい飲み屋」で二三度みんなで飲んだこともありました。
 監督さん、ゴクールさん、それに、通訳のディネシュさん、オフィスに24時間勤務で働かれていたガードマンの方
、それに私でした。監督さんの印象はおとなしく真面目そうな方で、でも、貫禄もあり、いい方のように思われました。

 ゴクールさんが言うには、
「監督さんはアイウエオサークル創立時(1993年)からのメンバーで、これまでずっとアイウエオサークルを支えて
来られた。そんな悪いことをする人ではない。」
とのことでした。それを聞いて私はほっとしました。

 ゴクールさんが言うには、まあ、ここから書くことは、丹原さんにとっては余りにもお辛い事に思え、適当にカ
モフラージュして書いておこうかなとも思ったのですが、やっぱりそのまま書くことにしました。

 その前に、私は、丹原さんからの支援金がいくらだったのかを知りたくて、ゴクールさんにも聞いたのですが、彼は知らないとのことでした。丹原さんがブログに何度も「私が寄附した金の一部でコチョコチョと建物らしきものを建てて、『ハイっ!学校を建てました。』などということが無いように!」と書かれていたのを目にして、「コチョコチョと建てても学校らしきものが建つ」くらいだから、ある程度まとまったお金なのだろうと思っていました。もちろん、「コツコツと貯えたものだし」とも「これが最後だと思って」とも書かれていましたね。

 ゴクールさんが言うには、「監督は杉本さんから25万円を預かっていました。それは、丹原さんからのチトワンでのアウトカースト(昔で言う吟遊詩人、要するに芸能人の村でしたとのゴクールさんの言でした。)の子どもたちの為の学校建設の費用でした。でも、25万円で学校は建ちません。それで、建設資材を買うこともできない。まさか煉瓦だけいっぱい買っても学校は建たないし、土台を固める石や砂だけいっぱい買っても学校は建たない。鉄筋を10本、
20本買っても学校は建たない。セメントを10袋買っても建たない。

 それで、仕方なく、杉本さんからの次の送金を何時か何時かと待っていたということです。すみません。これは一昨年の話なのか、昨年の話なのか聞き忘れました。どちらにしろ、学校建設工事の支援元のアイウエオサークル側の建設現場監督である監督さんが、杉本さんから預かった金は、『その25万円だけだった』とのことです。

 問題はここからなのですが、監督さんはその25万円を未受領給料の一部として5人で分けることに決めました。給料比例で分けると、監督さん72500円、ゴクールさんとディネシュさんそれぞれ6万円、ガードマンの方3万円、事務職の若い女性スシュミタさん25000円(実際にはルピーで配られているので正確には言えませんが、まあ1ルピーは1.25円として考えてみて下さい。

 ここで、私も一言弁解させて頂かなければなりません。昨日、一昨日も書きましたが、私は、アイウエオサークルの学校建設事業は今年度は元より、昨年度も含めて、終了しているものと思っていました。杉本さんご自身の1000万円近い公金流用事件(ボランティア貯金運用団体のサイトですべて公表され、今も恥を曝しています。)の最中、学校建設を依頼する方などおられるはずが無いと思っていました。

 実は、杉本さんがご自身のサイトに執拗に綴り続けておられた、「一年に一校、確実に学校を建て続けて来た。来年(2002年)が20周年!この記念すべき年を目前にして、これからもずっと建て続けて行きたい!」と言うのを読んで、いつも、「自慢ばっかりだな!」と苛立っていました。でも、19周年の昨年度、学校は建ちませんでした。ヤフー掲示板にもこういうことはいっぱい書きましたが、「あなたは建設を請け負っただけなんです。自慢されていいのは、なけなしの資金を提供された方だけなんです。いつもセレモニーの中心には「お髭の杉本さん」が座っておられて(まあ、横に職務柄ゴクールさんもチョコンと、じゃない、ドスーン!とかな?座っていましたが。)、「一体あなたは何様なんだ?!」という感じ。おまけに、一昨年だったか完成した、ダンプスの学校の開校式に於ける、杉本さんのスピーチのなんと現実離れした、ご自身の人生観の勝手な展開!サイトに載っていますが、再度詳しく検証すれば、私にとってもある意味でいい勉強になるのでは… と思われるほど、感動も何も伝わって来ないものでした。
 
 私は、ゴクールさんも言うように、もし、じゃなく、本当に、この25万円は丹原さんからの支援金だと思うので、それがわかっていれば、ゴクールさんから、「監督が20万ルピー(=25万円)を杉本さんから預かったアイウエオサークルの金として持っているので、給料の一部としてみんなで分けることになりました。」と教えてくれた時に、「そんなことしてはいけない。日本人女性がこつこつと貯えた大金をネパールのアウトカーストの子どもたちの教育の為に寄附して下さったのだから…。」と強く言っていただろうと思います。実際に、「『学校建設の為に』預かっているお金です。」と聞いたようにも思います。でも、その時、私は、丹原さんのことを知らなかったし、「どうせ、又、『何々事務所』とか言う企業が、いわゆる『社会貢献』の一環として、そういう経済活動の一環として行う支援ではないか…」ぐらいにしか思っていませんでした。それで、そういうことに特に問題を感じることもなく、「それくらいしなければ、杉本さんに、当然受け取るべき給料を払わせることなどできない。」と思い、「これで、又、一部でも未受領給料が減る。」と思い、喜んでいました。丹原さんのように、「人の為になりたい!」と思って色々な活動に走り回っておられる方、フィリピンにも
学校を建てられ、あの東北の大地震、大津波の被害者の方々ともずっと交流を続けられている方からの支援金だとわかっていたなら、きっと、その大事なお金を「給料」に回すことに同意などするわけがありません。もちろん、私は、単にゴクールさんの古くからの友人だったというだけで、この件についての部外者で、カトマンズ事務所代表格の監督さんが思案の末決められたことに横から口を挟むつもりはありませんでした。

 実は今年2月頃に、私も、「内容証明郵便を速く杉本さん充てに届けないといけないよ。期限は2年以内だよ。」とゴクールさんやディネシュさんに教えました。すると、彼らから返って来た答えは、「でも、私たちカトマンズ事務所職員は、被雇用時に、何の書類も作らずに雇われている。だから、その事を盾にとって『払う必要は無い!』と言われれば
どうしようもないのではないか?」というものでした。そんなわけで、期限には現時点でまだ1年はあるし、未だその手続きは取っていません。

 又、「神奈川県労働局」「平塚労働基準監督署」などへも問い合わせました。「カトマンズ事務所職員は労働基準法の適用対象ではありません。」というつれない返事が返って来ました。民事訴訟を起こすことも考えましたが、ゴクールさんが、「弁護士費用を払ってまでこの問題に取り組むことは考えていない。」と言うので、しがない年金暮らしの私にそれを代行するだけの金も無く、この件もうやむやになっていますと言うかうやむやに済ませています。

 自分自身の弁解ばかりさせて頂きました。でも、うかつにも、私が丹原さんのことを知ったのが三日前だったのは嘘ではありません。でも、アイウエオサークルのサイトをあちこち見ながら、「何かこのへんに気がかりなことが載っているな?」と感じていたのは、10日ほど前からだったでしょうか?

 まあ、もうご推察頂けているかなと思うのですが、昨日、ゴクールさんは、はっきり、何度も、「学校建設のお金は、その25万円以後、1円も送られて来ていません。」と言い、「杉本さんが悪いのです。」とも何度も言い、「監督が使ったのではありません。杉本さんです。」とも言っていました。

 すみません。随分、長くなってしまいました。たった一つ、「結論は、『杉本さんが持っているか、使ってしまったか?』です。」ということを書くのに、余計なことをいっぱい書いたり、弁解ばかりしてしまったり… 我ながら情けない!

 では、また、お便りさせて下さい。

 注 ネパール流 人間の誑かし方 その① 酒をいっぱい飲ませる。ただそれだけです。これに引っかかってしまった日本人、その他外国人はゴマンと居るんじゃないでしょうか。
  女性の方の場合はどうなのかよくわかりませんが…。

 ゴクールさんから直接事情を聞きたいと思われるようでしたら、メールでも電話でも、直接連絡を取ってみて下さい。昔は私の女性の友人が何人かネパールへ来られていたので、ゴクールさんにも紹介し、連れ立ってトレッキングに行ったりもしたのですが、何故かここ4,5年どなたも来て下さいません。
 彼は私みたいなお爺さんより、お歳に関係なく、日本人女性が大好きみたいです。すみません。余計なことを書き過ぎたかな?
 彼はネパールで半年、日本で3ヶ月、きちんと日本語を学びました。話すのには何の不自由もありません。標準語も大阪弁もわかります。岐阜弁はどうかな?読み書きは苦手みたいですが、いつも杉本さんや日本の事務局の方からの日本語メールと格闘していますのでOKです。もちろん、彼の了承は得ています。

 ここにメールアドレスと携帯電話番号を書いたのですが、多分それがいけなかったのでしょうね。ヤフー掲示板に書き込んでおきます。』


私の返信

『メールをまだかまだかと待っていました。

本当の事をおしえてくださってありがとうございます。
私には辛い事でした。が、事実は事実なので しっかり知っておきたいと思います。
 私が振り込んだお金は 内容証明にあるように×00万円です。(生活費とは別で)何年もかかってためたお金ですし、何かの時のためにと思ってとっておいたお金も入っています。
私にはかけがえの無いなお金でした。ネパールのためにと思い 真心のこもったお金でした。
○○○さんからのメールを見ながら 泣かないように とがまんしました。心ががーんと沈んでいくのを感じました。
やはり杉本さんなのですね。

ゴクールさんに学校が建つ予定だった村のことを聞きたいと思います。

いろいろ教えて下さった事に感謝しています。(ブログに載せさせてくださいね)

(やはり 無くなってしまっているのですね。)

もう これだけのお金は生涯かけても作れないと思います。』