順調に数日過ぎたある日先生から傷口がくっつかないから再手術が必要かも、とのとこ。

コンティは血液中のアルブミンの数値が低い。通常生活では何の問題もなかったんですが、どうもこのことが災ったようで傷口が全くくっついていない。糸をはずしたらパッカーンって感じだったそうです。

 

アルブミンの数値を上げてから再縫合、それからはじまったあれやこれやのトラブル。一度退院してからの再入院。

トラブルについては、素人の私が文字にしてネットにあげることは差し控えますが、先生はその都度対処してくださり、入院は長くなりましたが無事退院。(愛犬ちゃんが前十字靭帯断裂でTPLO手術を受ける方で詳細を知りたい方は個別に連絡をください。)

 

コンティは入院が長かったので、病院のスタッフのみなさんとも仲良しになりました。退院のときには、「退院は喜ばしいことなんですが、ちょっと寂しいです。コンティはみんなのアイドルでしたよ」って言われました。

「毎日面会に来てください」というお言葉に甘えて?本当に毎日行っていました。片道1時間かけて。

 

スタッフのみなさまに差し入れ「コンティクッキー」てへぺろ

 

そして退院後は絶対安静!!!ケージ生活。

 

コンティはお散歩嫌い。(お山とかにお出かけするのは好きなんでけど、普通の散歩は好きではないらしい)お家でじっとしていることに苦痛を感じないタイプなので、助かりました。

 

 抜糸まではエリザベスカラー。(1個破壊して、これは2個目あせる

 

1か月のケージ生活、骨が安定するまではほぼ外出禁止。1日10分程度の散歩から始まり、運動制限がなくなるまでには約1年かかりました。

コンティは骨ができるのが遅く、体重もあるので通常よりたくさん時間がかかってしまいました。

 

1年間じっとしていたわけではなく、カフェに行ったり、1日30分程度のお散歩がOKになってからは、旅行に連れて行っていました。車ででかけて途中トイレ休憩+ちょこっと歩くだけでもコンティは満足していました。

 

そして、病院探しであれほど重視したリハビリですが、絶対安静だったため必要ありませんでした。リハビリしないと筋肉が落ちて歩けなくなるかと心配しましたが、コンティの場合絶対安静で動かない時間が長かったんですが、歩けるようにになって普通の生活に戻ったら筋肉量も増え、問題なく歩いています。もっとも早期回復にはリハビリは大切だと思います。ケースバイケースなので獣医さんの指示に従いましょう。

 

前十字靭帯断裂、コンティも私もつらい思いをしました。でも日本の医療技術はすばらしいです。信頼できる獣医さんのもとでがんばりましょう。今まで通り歩けるようになりました。長距離も歩けます、お山も登れます(冬山登山じゃないですよ。普通のハイキングレベルです)。

コンティを快く受け入れてくれる病院に巡り合えました。

自宅からはちょっと遠いんですが、評判もよく水中トレッドミルもありリハビリにも力を入れている病院です。入院患者家族にも優しく毎日面会に行ってOKというかできれば毎日来た方がいいと言ってくれ、ちゃんと面会室もあります。しかも当時は面会は夜10時までできました。

 

診断は前十字靭帯断裂で骨を切ってプレートで固定するTPLOという手術をはじめ、いろいろな方法の説明、それぞれのメリット、デメリットなど詳しく説明を受けました。TPLOは大きな手術ですが、術後は普通に歩けるようになるので手術を受けることに決めました。

手術に伴うリスクや起こり得るトラブルなどの説明もしっかりありました。そのときは、まさかその確率の低いトラブルがことごとくうちの子に起きるなんて想像もしていませんでしたショボーン

 

まずは正確なレントゲン画像を撮るために麻酔。コンティは今までワクチン、フィラリアの検査、たまにストレス性の下痢、外耳炎程度でしか病院に行ったことがなかったので、麻酔でだんだん動かなくなるコンティを見ただけで私は涙が出てきましたえーん

レントゲンをもとに骨を切る角度を決めて、あとはそのデータに従って骨をカットし、プレートで固定するそうです。あとは骨がくっつけばOKのはずが...

 

そして手術の日、朝病院にコンティを連れていき私は仕事へ。仕事が終わって携帯を確認すると病院から手術は無事終了したという留守電が入っていました。

この病院は夜間診療もしているので、仕事が終わってから術後の様子を見に行くことができました。

先生は「状態は安定していますよ」っておっしゃるんですが、私の目にはこの世の終わりと言わんばかりの顔をした意識もうろうとしたコンティの姿が。点滴していて、しかも何かエラーが起きるとアラームが鳴るようになっている。ハイテク~。ってもしかしたら普通なのかもしれないけど、なにしろ術後なんて見たのは初めて。

 

そして私は仕事が終わると毎日面会に行きました。

 

術後2日目。既にしっかり足も着けます。すっかり毛を刈られたアンヨはなんだかセクシー。

 

    

 

そして、コンティも夜毎日私が会いに来る生活に慣れてきたのか私が来ると足元で伏せてゆったり過ごしていた。私がいる間はエリザベスカラーを外してあげてのびのび~。

 

こんな感じで順調に何日が過ぎていきました。

前十字靭帯断裂で手術を受け、本日ついに通院終了になりました。少しでも参考になればと思い、コンティの手術について書きます。

 

結論、手術を受けてよかったです。

 

昨年の7月、公園で遊ばせているといきなり片足を地面につけないようになりました。えーん

かかりつけの獣医さんに行くと「前十字靭帯断裂の可能性が高いがうちでは外科手術を行っていないので専門の医療機関を紹介します。」とのこと。私の住んでいる地域には犬の整形外科に特化した有名な動物の医療機関があるので、先生がすぐにそこに連絡をとってくれました。そこでダメならどこにいっても無理といわれるほどの立派なところです。かなり遠方から受診に来る方もいます。

 

夜に先生から「相談したいことがある」と電話があり、翌日病院に行って先生の話を聞くと、な、な、なんと!!!「大型犬は100%誰のコマンドでもきくことができる犬、けっして『う~』なんて言うことがない犬しか受け入れない」とのことガーンガーンガーン

コンティはおとなしく、人に歯を当てることがないように躾け、80%くらいはいうことを聞くと思いますが、全然知らない場所、知らない人に囲まれて押さえつけられたら、どういう行動をとるかは未知数。先生もコンティのことはよく知っているのでおとなしい犬ということで話はしてくださったようですが、先方からはかなり厳しく言われたようでした。いろいろ考えましたが、このまま押して治療してもらっても、先方のスタッフから「うわぁ、ロットワイラーだ」といういやな目で見られたらあまりにかわいそうなので他の病院を探すことにしました。

その医療機関がそれだけのことをいうのにも、ただ単に大型犬は大変だからというからではなくそれ相応の理由があったという話も聞きました。リハビリ中に大型犬が暴れスタッフの指を食いちぎったびっくりとかそんな事故が複数回起きたという話もあります。まぁ、断る理由も理解できない訳でもありません。それだけ有名な病院なら小型犬の手術だけでも十分需要があるでしょうし。ただ大型犬こそ大型の設備が整った医療機関で治療して欲しいものですが。ロットだからかもあせるラブは受け入れたってうわさも聞くし...ショボーン

 

それからはネットであちこち調べ、今回お世話になった獣医さんにたどりつきましたニコニコ

 

さて、歩けないようになった体重34kgの犬をどう連れて帰ったかというと、抱っこ!です。火事場の馬鹿力ですよね。30kgのお米は持てなくても、34kgの愛犬は持てます照れ

でも抱っこなれしていないコンティはしばらくしたら降りて、自力でぴょこぴょこ歩いてくれました。駐車場が近くてよかったぁ。