2018年2月10日(土)、盛岡市にある国指定重要文化財建造物
「もりおか啄木・賢治青春館」で
原田哲男さんのチェロコンサートが行われました。
原田さんは2012年まで仙台フィルの首席チェロ奏者、その後九州交響楽団の首席を歴任、今はフリーのチェリストとなり、ますます多忙な日々。
仙台フィル在席時にはときおり私の工房にも足を運んで下さいました(この画像は私の工房でのひとこま)。
I氏からご依頼を受け当工房でオールドチェロをお預かりし一年余かけ修復、その甦ったチェロを原田さんが使ってのコンサートが仙台で開かれたこともありました。
岩手では幸運にも私の製作したチェロでオーケストラのステージにのって頂いたこともあったり・・・
そんなご縁で2012年に初めて盛岡でソロコンサートを開催。そのとき以来のコンサートです。「もりおか啄木・賢治青春館」は、もともと銀行だった石造の建物、いまは国指定重要文化財建造物ですが、ここの2階ホール、実はすばらしい音響空間(キャパ最大140人ほど)でもあるのです(一階は喫茶でコーヒーも美味しい!)。
私はこの啄木・賢治青春館の運営企画委員のひとりなのですが、これまでバロックの名手、寺神戸亮さんは三度ここで演奏して下さっており「ヨーロッパの教会のようなすばらしい響き」とおっしゃっています。ほかにもバロックでは桐山建志さんが演奏。また東フィル首席コントラバス奏者の黒木岩寿氏、チェロの植木昭雄氏、ギターの高田元太郎氏、BBCの伊藤奏子&マーティン・ストーリー、ラトゥールカルテット等々がこの空間で素晴らしい演奏を披露しております。
2018年2月10日(土)15:00開演
チケット料金:前売り2500円、当日3,000円
プログラム:カサド無伴奏、ショパン・チェロソナタ ほか