松本伸工房で作られた楽器たち-8(Morioka Quality) | 松本ヴァイオリン工房のブログ

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東北の岩手-盛岡にある弦楽器専門の工房。バイオリン・ビオラ・チェロの販売、製作、修理、調整を承ります。コントラバスの修理も。秋田や青森、仙台の方もどうぞ!

昨年(2016年)、完成し納品させて頂いたバイオリンの裏板です。

模様のデザインは、アマティ(Andrea Amati 1560年)の裏板を拝借。

ただ、彩色はご注文者の御意向を取り入れ、かなりカラフルな感じです。

ネックてっぺんのスクロールに彩色された蛇を彫ってありますが

これは「アスクレピウスの杖」という、医学の神様のシンボルだとのこと。

知恵の象徴を表してるのだそうです。

このほかにもこれまでオーダーメイドで作られせ頂いている楽器たち、

ホームページにありますので、ご覧いただけますとうれしいです。

もう少し拡大されるように横にした画像です↓

表板には特に装飾は入っていませんが、上部ナット、下部サドルに本象牙を使用。

このほかにもこれまでオーダーメイドで作られせ頂いている楽器たち、

ホームページにありますので、ご覧いただけますとうれしいです。

ヴァイオリンを見慣れた方であれば、この表板のf字孔、Amatiタイプということお分かりになるかと思います。アマティもAndrea Amati のタイプです。