久々に見たいなーと思える展覧会がやってきました。

特別展「やまと絵ー受け継がれる王朝の美」です。会場は東京国立博物館平成館。

今月11日(水)から開催されていますが、内容を聞いて、どう考えても長蛇の列になることは間違いないと思ったので、金曜の夜間開館(午後8時まで)に賭けて行ってきました。源氏物語絵巻、伴大納言絵巻、信貴山縁起絵巻、鳥獣戯画の4巻はなかなか同時には見られないですし、逆に何か事故でもあったらと心配になるようなラインナップなのです。NHK日曜美術館で取り上げないうちにと思った次第です。

 

夕方5時をまわったところですが、意外に空いているようです。

これはしたりと、電子チケットを持って入場。

 

入口で渡されるカードです

 

場内の込み具合はまずまずといったところで、低い位置に広げてある絵巻は行列になっていたものの、4大絵巻(特にこだわりはありませんが)と言われる作品は以前に見たことがあったので、凝視している方の後ろからざっと見て済ませました。伴大納言は赤色の鮮やかさがいつも脳裏に残る、好きな絵巻です。

 

そのほかの作品も実に数が多く、平均レベルで重要文化財、あちこちに国宝という感じで、とても2~3時間では見きれないほどのボリュームでした。

どれも描写が細かくて、私も見入って立ち止まりがちでした。

 

まあ日本中から良くこれだけ集めたなと思うほどです。

当日は再入場可能ですから昔の村芝居のように昼食を挟んで一日遊べそうです。

入場料は2100円と少々値が張りますが、十分価値はあります。

おすすめの展覧会です。体調を整えて時間に余裕を持ってご観覧下さい。