神奈川近辺にお住まいの方はよくご存じの、本牧の三渓園。
季節の花がとても美しい名園だ。
明治時代、絹で財を成した原三渓が作り、書画骨董のコレクションも相当なものだったという。
時は流れ、散逸したそのコレクションが横浜に里帰りをするというので、みなとみらいまで出向くことにする。
まず驚くのは、横浜美術館の巨大な建物。
平成元年、横浜博覧会に伴って建築されたという。
石造りで荘厳さが漂い、バブルの香りがしなくもないが。
ただ、人ごとながらランニングコストが気になる。
茶人の三渓は、コレクター、画家のパトロン(支援者)、そして自ら書家、画家と何役も兼ねていた。
重要文化財が目白押し、その収集眼の素晴らしさといったらない。
屏風絵の人物が生きている。今にも動き出しそうだ。
加えて、三渓自身の描く力に驚嘆。
画帖の数々を見て、プロの画家で十分通用すると思った。
条幅の墨書も黒々していて伸びがある。
私が今まで見たコレクターの作品中では最高と思う。
70年の人生は、さぞ充実していたに違いない。
会は展示替えもあり、9月1日(日)までの開催。
後期も見て、その帰りには中華街で一杯やろうと思っている。
お薦め。。
