押上にそびえ立つ 東京スカイツリー。
その下にあるのが 商業ビルの東京ソラマチ。
開業早々に 勇んでツリーに上った時は 雨で一面雲だった。
その一角の郵政博物館に行く。

学生の頃 見学に行った事がある。
場所は 大手町、名前は逓信総合博物館。
郵政省の旧名は 逓信(ていしん)省なのだ。
近年は ていぱーくと呼ばれていた。
それが押上に移転。

扇の地紙の原画展。
私も 初めて見る 珍しい展覧会だ。
 会場入り口

簡易保険の功労者を表彰した際の 記念品の扇だそうな。
そう言えば 御園座の前の店にいた時 簡易保険の顧客招待会をよく見かけた。
お弁当 お土産付き 至れり尽くせりの観劇会。
簡易保険の全盛期のお話。

作家は 川合玉堂、横山大観、竹内栖鳳ら そうそうたる面々。
原画も良いが 完成した扇面も なかなかのもの。
これを頂ければ いい記念になる。

扇の絵は 正面から見ると ひだの分だけ詰まって見えるが
地紙に描く時は 原画より 左右に少し間延びした絵を描くのか?
感じた素朴な疑問。

足を運ぶ価値のある展覧会だった。