その昔の渋谷、公園通り
華やかさの最先端の中に 地味――――な博物館があった。
その名は「たばこと塩の博物館」
それが 何時の間にやら 閉館、移転していたのだった。

先日 コラムで目に留まった。
場所は 墨田区横川とある。
行ってみると こんな風になっていた。



テーマは「根付(ねつけ)と提げ物」とある。
その昔 印籠(薬入れ)や煙草入れを 腰から下げる時に使うもの。
紐の端に付けて 帯に挟むのだ。

これが 細かい。
紐を寄せる小さな緒締(おじめ)にも 細工があることを初めて知った。



デザイン、アイディアの宝庫。
象牙、黒壇、黄楊(つげ)などの固いものに彫ってある。
こんな風流な品 一体誰が考えたのだろう。
拡大スコープの貸し出しがあるのも 納得。

今回は正統派の作品だが
きっと世間には 同じぐらいアンダーグランウンドもあるのだろうな。

スカイツリーのすぐそば。
是非 ご覧あれ