先週末は、三社
神輿記事を続けたかったけど
担ぎ写真がまだ送られてこず…
先に別記事UP。
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神輿で体痛過ぎ~だが
用事の都合上、電車移動の日。
用事後、
ミッドタウン(六本木)内
展示の仕方,内容,説明が好きな館。
前売り券を購入していた。
開催中
所蔵品の中から名品と
企画展に選ばれにくい物を
迷品として展示。
迷品も見方によっては名品に。
真面目な説明の他、
学芸員のささやきが添えてある
入替有り約130点
うち撮影OK26点ほど
(全部載せはしない)
まず、メイン的な丸いやつ
まり,まりばさみ
鞠,鞠挟
江戸時代 18~19世紀
鞠:鹿の皮
架台:黒漆塗に蒔絵
金具:銀製
吊るしているから
楽器の類を連想したが…
平安時代後期以降の貴族の遊び
「蹴鞠」の鞠だった。
なぜ吊るすのだろう。
公家的飾り方なのかな
以下、順不同。
つばきちょうぼくさいしつおい
椿彫木彩漆笈
室町時代 16世紀
高さ84.5cm 幅63.9cm 奥行45.2cm
漆と金箔
笈:修験者が仏像,仏具,経典
生活用具を収めて背負い、
布教や修行の旅に出た。
修験者を育む母胎イメージ。
椿:冬に葉と花をつける生命力から
魔除けとされる。
修験者の身を護る願いが伺える。
それにしても重そう…
椿と言えば…
百椿図の根津美術館
ガレも含む、ガラス色々。
これらは日本/江戸時代。
(左)つまみ脚付杯
(中央)乳白色ツイスト脚付杯
(脚の中の模様)
欧州のレースガラスを模倣。
まだその技法が無く少し拙い。
職人の模索が伺えるとの事。
藍色ちろり
江戸時代 18世紀
↑
記憶に新しい展示
↖
↖
重要文化財
南蛮屏風
狩野山楽
桃山時代 17世紀
ポルトガルやスペイン人との交流
船長や宣教師達を描く。
屏風として落ち着くかは別だが
当時の風俗が分かる画が好き。
テラスの個室みたいな
船の構造が気になる。
しろりんずじはなたばたてわくもよううちかけ
白綸子地花束立涌模様打掛
江戸時代 18世紀後半
綸子:地紋のある絹織物。
立涌模様:複数の縦曲線で
雲気が涌き立つ様を現わす。
元は公家装束の文様。
美しい~
ほんじいげたしまもようかわばおり
本字井桁縞模様革羽織
(丸に違い鷹の羽紋)
江戸時代 18~19世紀
革の羽織。
仕事着や防寒服としても着るが
元は防火服。
実際観ると生地が強ついている。
(上)
重要文化財
はくでいそめつけきんさいすすきもんふたもの
白泥染付金彩薄文蓋物
尾形乾山(けんざん)
琳派の絵師・尾形光琳の弟
江戸時代 18世紀初
類品は端正な姿だが、
これは上から見るといびつで
歪ませたのか
歪んでしまったのか不明。
(中、左から)
いろえしっぽうつなぎもんちゃわん
色絵七宝繋文茶碗
野々村仁清(にんせい)
京焼を大成させた陶工
江戸時代 17世紀後半
重要文化財
いろえかちょうもんはっかくおおつぼ
色絵花鳥文八角大壺
有田
江戸時代 17~18世紀
欧州輸出用。
下地の染付不使用が珍しい。
おりべしまもんふりだし
織部縞文振出
美濃
桃山時代 17世紀
振出:茶箱や茶籠で使う
甘納豆や金平糖を入れる菓子器。
(下、左から)
うめえしだれざくらもんとくり
色絵梅枝垂桜文徳利
古清水
江戸時代 18世紀
底裏に御菩薩(みぞろ)印。
初期京焼の1つ御菩薩焼。
あからくちゃわん めい じゅくし
赤楽茶碗 銘 熟柿
本阿弥光悦(ほんあみこうえつ)
江戸時代 17世紀
ろくろを使わず手捻りによる歪み。
いろえさくらもんすかしばち
色絵桜文透鉢
古清水
江戸時代 18世紀
赤基調・肥前有田との競合を避け
青と緑を多用。
陶磁器の展示数が多かった印象。
他、印象に残ったのは、
意外に自由で様々な
モチーフが載ったかんざし達や
伊達家の物だったか野外用食器セット。
風流なピクニック
個人的に推しの迷(名)品
下手ウマ(失礼)な絵。
おようのあま絵巻 下巻(全二巻)
お伽草子
(短編 絵入りの物語)
室町時代 16世紀
1人貧しく草庵で暮らす老法師。
日用品を商う御用の尼という老女に
若い女性の紹介を持ち掛けられるが
結局は老女が妻になる悲喜劇。
建物などいびつで滑稽さが増す。
老法師が茶を点てており
主人自らもてなす
茶の湯の原型と見られる。
遠近法無視はわざとかな?
↑これ一番ツボに入って
欲しい~!と思ったら
ハガキになっていた購入!
かるかや 部分(全二帖)
お伽草子
室町時代 16世紀
室町時代の無名の人が
仏教の教えを現そうと
(たぶん)一所懸命描いた。
和んだ~
ありがとう、
室町時代のどなたか。
あと1つ収穫
stripes
[縞(しま)模様]
南方の島の染織品が由来で
しま模様
凪の波か干潟の砂模様かな?
俄然好きになる由来。
期待を裏切らない
サントリー美術館
楽しめた