上野の「東京国立博物館」 

つづきです。

 

昨年から楽しみにしていましたキラキラ

特別展

日本書紀成立1300

出雲と大和

 

平成館にて

 

2020年1/15(水)~3/8(日)

前期~2/9(日)

後期2/11(火・祝)~

 

月・2/25(火)休

※2/24(月・祝)は開館

 

9:30~17:00

金・土~21:00

入館は30分前まで

 

1600円

 

 

 

 

出雲(島根)と大和(奈良)より。

古代から、時空を超えた贈り物イエローハーツ

 

遺跡の出土品、凄まじい数ハッ

 

写真OKエリアが僅かで…

迫力をお見せできないのだけどタラー

 

ズラーッと、銅剣168!(本物)

大量生産してた!

 

銅鐸30個

銅矛16本

勾玉・管玉47個

(いずれも弥生時代

などなどなど…

 

質素な弥生式土器のイメージと違い

すごく豊かなのねびっくり

 

 

そして古墳時代

 

埴輪も見返りの鹿なんて

動きがあるものまである。

 

貿易上手だったそうで、

ローマ帝国のガラスも出土。

 

金細工の技術も

半島からいち早く取り入れ…

馬具の装飾も金銀彩色煌びやかキラキラ

 

九州とも貿易。

貝の腕輪も大量~。

 

えーっ、出雲って凄い雷

 

出雲vs大和って

仲悪いと思ってたのだけど…

 

独自性ありつつも、

共通の作りの埴輪も多く見られる。

文化交流があった上差し

 

大和から金の冠も送っている。

あとで他の常設展を観て思いましたが、

金の冠は、古代中国の物とかなり似てる。

 

 

そして日本書紀(720年)には…

出雲大社のオオクニヌシは「幽」

(神々や祭祀の世界を司る)

大和の天皇は「顕」

(現実世界・政治を司る)

と書かれている。

 

対立ではなく役割分担な感じ❓

 

さらに延喜式(905年)には…

出雲の神が大和を守る

と書かれている。

 

 

大和朝廷は「阿弖流為」などで

好戦的なイメージがあったけど…

 

古代の出雲vs大和の関係

思っていたのと違っていた注意

(延喜式の頃は、古代は「過去」だから

権力者に忖度してるかも分かりませんが)

 

 

 

 

出土品の多さは大和も負けず筋肉

 

車輪石77個

神獣鏡33面

古墳時代

などなど…

 

車輪も鏡も、古墳の内壁に

ペタペタ貼り付けてるのねびっくり

まるで大きなタイル替わり。

 

鏡1つ1つ凄く細かい模様入りなのに

なんて贅沢なタイルガーン

 

 

 

 

大和政権、誕生後

飛鳥・奈良・平安時代の仏像も

奈良から11体くらい展示有り。

こちらは法隆寺の壁画。

焼失した物を復元。

 

島根からは1本木彫り四天王像など

8体くらい展示。

出雲でも仏教伝来の時代には、

立派な物が作られたのね。

 

一方で、名だたる武将達が

出雲大社に鎧など奉納もしている。

 

 

(話が前後するけど)

展示の最初に迎えられるのは、

出雲大社境内から出土した

鎌倉時代の巨大な柱(3本で1組)2組。

 

天に昇るような長い階段の

巨大神殿の模型も有り、

出雲のパワーに圧倒されました。

 

 

◆◆◆

 

 

次に、常設展・考古展示室へ。

 

こちらも土器や青銅器・埴輪など

古代の出土品ですが、

出土場所を限定せずズラリと。

 

國學院大學「考古ゾーン」とは

また違う品揃え。&大量。

(撮ってません。撮りきれない。)

 

 

 

 

そして中の通路から本館に移動し、

外に出ようとしたら1室を通る造りで…

 

明治・大正など近代の美術品色々。

 

他にも部屋は沢山有り、

本館の常設展となっているが

こちらは巡りきれず…

 

 

外へ出た。

右、(前記事)高御座も拝見した本館

左、表慶館(特別展開催時以外は閉館)

 

「出雲と大和」の平成館は写っていません。

 

 

◆◆◆

 

 

最後に、東洋館へ。

 

中国や韓国、東南アジアの

出土品や美術品。

5階までたっぷり。

 

 

2階の一画で、特別展。

カタールの王族のコレクション117点。

人、神、自然

ザ・アール・サーニ・コレクションの

名品が語る古代世界

 

2/9(日)まで

9:30~17:00

金・土~21:00

 

620円

(他の展覧チケットあれば当日無料)

 

 

 

 

世界各地、古代の仮面・人型…。

単純に、国の違いが面白い。

エジプトはやはり美しい。

 

自然への畏れの現れで、

動物の工芸品もある。

崇める動物が違うのも面白い。

 

猫の工芸品もある。

 

エジプトで神格化された動物の1つ、猫。

それは知っていたけど…

さらっと書いてある説明に

「猫のミイラ、○(発掘)」とガーン

(○に入る数字は失念)

これが一番衝撃ハッでした。

 

(王族のコレクションではない)

人間のミイラも1体(エジプト)

安置されていました。

 

 

 

 

疲れて足が、もつれてきた(苦笑)

東洋館の常設展は流し見アセアセ

この辺り、古代中国。

 

 

 

細かい細工。

 

 

文字を刻んでいる剣もあって…

史実を記録しているのだけど。

古代中国にもあったし、

「出雲と大和」でも観ました。(日本産)

 

前述した通り、金の冠も似ている。

絵柄・彫柄の、鳳凰なども。

 

しかし前記事の繰り返しになりますが、

より精巧継承するのが日本日本

(曲・楽器共に雅楽も同じく←他国では消滅)

 

 

この辺りは16~17世紀。

 

 

この辺りは近代。

 

数千分の1しか撮ってません。

全部撮るには1日あっても足りない。

 

…今、書いていて気付いた。

この東洋館、地下もあった…。

(観てないアセアセ

 

 

◆◆◆

 

 

いやはや~

すっかり夜になりました。

 

金・土は21:00まで開いてるので

けっこうゆったり観られます。

(上野公園より上野駅、スカイツリー)

 

オリンピック目前…

 

各主要駅周辺で工事多数。

上野も工事でバイクP閉鎖

(よく使う渋谷もえー

 

美術館はゆったりだったけど

電車は混み混みアセアセで帰宅完了

 

 

 

※長くなりましたが

主に古代の話なので1記事にしました。

読んで下さった方、

ありがとうございましたお願い

 

 

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芹沢友綺
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