235 元気
心の中が悩みで一杯だった頃
元気な人に憧れて
元気にならなければと
頑張っていたことがありました。
辛い時でも笑顔でいたり
大きい声で挨拶をしてみたり
気持ちを切り替えて
新しいことに挑戦してみたり
元気な人のそばにいようとしたり
様々な事をして
元気でいようとしたのです。
そうすることで
本当に気持ちが晴れて
辛い思いを乗り越えられたことが
何度もありました。
ただ、そういう思いは長続きせず
元気になろうと努力し続けなければ
気持ちは沈んで行きました。
最後には努力することにも疲れて
もういいや、どうせ・・・
と思うようになっていったのです。
ある時
元気とは「元(もと)の気のこと」
という話を聞きました。
人が持っている元々の気の状態
それが元気な状態なのだと。
その話を聞く前
私は自分の元々の状態が
元気な状態などではなく
落ち込みやすく
気分が沈みやすい状態なのだと
思っていました。
ただ、よくよく考えてみれば
生まれたての赤ちゃんの時から
こんなうつうつした気の状態では
無かったはずだとも思えたのです。
今の自分の状態は
元々の自分の気の状態から
ズレているからこそ
気分が落ち込みやすくなっている。
だとしたら・・・
そのズレを正さないまま
努力を続けたところで
上手く行かなかったのは
当たり前のことなのかもしれない。
私にとって元の気とは何か?
元の気を取り戻すには
何をすればいいか?
このような自分への問いかけから
自分と向き合うことが始まりました。
そして私は少しずつ
元気を取り戻していったのです。