16 リングワンダリング
親から受け継いでしまった
自分に対しての負のイメージ
そこから解放されようと
安らぎを求めれば求めるほど
私は苦しくなっていきました。
自分がやっていたことは
根本的に間違っていたのではないか・・・
そう思った私は
これまでやってきたことを振り返ることで
自分を見つめ直し始めたのです。
私がこれまでやってきたこと。
それは、自分は人にとって迷惑なんだという
負のイメージを無くすこと。
負のイメージを無くし
正のイメージを持つこと。
自分は人から好かれ喜ばれるんだという
イメージを持てるようになること。
正のイメージを持てるようになることを目標に
がむしゃらに走ってきたということ。
そのことがより自分を苦しめるように
なっていったということ。
何が私を苦しめていたのか?
いつまでたっても
負のイメージを抱え続けている自分。
一時的にしか正のイメージを持てない自分。
こんなはずじゃない!
私は変われるはずなのに!
何で変われないんだ!
変われない怒りを自分にぶつけ
自己嫌悪に陥っている自分。
結局私は、何をしていたのか?
負のイメージを抱えている自分を否定し
負のイメージを抱えている自分を無くそうとし
負のイメージを抱えている自分を変えられず
自分に対しての負のイメージが
より強くなってしまったということ。
自分を見つめ直していく中で
リングワンダリングという言葉が
思い浮かびました。
リングワンダリングとは
吹雪などで視界が悪くなたっとき
方向感覚を失い無意識のうちに同じ場所を
円を描くように彷徨い歩いてしまう
状態のことを言います。
私は自分がどこにいるかも
何をしているのかにも気づかぬまま
とにかくそこから抜け出したいと
がむしゃらに動いていました。
気がつけば同じところをグルグルと周り
後に残ったのは自己嫌悪と
疲れ果てた自分だったのです。
リングワンダリングから抜け出すためには
自分が今どこにいて
どちらを向いているのかという
正確な情報が必要です。
私に必要だったのも
自分が今何を感じていて
どこに向かおうとしているのかという
正確な情報でした。
私が求めていた答えは
負のイメージを持った自分を
変えることではなく
負のイメージを持った自分を
より深く理解することの中にあったのです。