留学先では留学生向けの課外授業が有った。

初めの課外授業は太極拳だった。


太極拳の授業の初日。

練習場となった体育館は参加希望留学生がいっぱい。

みんな、せっかく中国に来たのだから

中国文化の太極拳を覚えたい、と言った様子。


太極拳のイメージは

若者の運動と言うより年配者の健康管理みないな部分もあって

みんな初めは「やれば出来るだろう」くらいの甘い考えで参加。


しかし、やって見れば解るのだけれど太極拳もやはり

「看起来容易,做起来不容易」なのです。

見た感じ易しそうだけど、やって見ると難しいのです。

ゆっくりな動きだけどゆっくりな分、筋肉が痛い。

思った様には何事も上達しないものです。


やがて練習の回数を重ねるうちに参加者は減り

初めの頃は多くの留学生が太極拳を練習している姿に

バドミントンなどのサークル活動中の中国人学生が

「おお、留学生が太極拳を学習しているよ」みたいに見ていて

場所を提供してくれたのだけど

人数が減ると広い場所を使うのも申し訳なく

徐々に体育館の隅の方へ移動しての練習。


最後に残った人数はかなり少ない。

少ないながらも最後まで続けた皆で記念に写真を撮りました。


太極拳と中国人に対する日本人の印象は

日本人とラジオ体操みたいな方が多いかもしれません。

私もそうでした。

しかしながら中国人に聞いてみると

必ずしも皆が習ったわけではないようでした。

学校にもよるようです。


見た目よりずっと難しい太極拳。

格好良く技を決められたらいいのにね。



●词语


太极拳 (tài jí quán)


羽毛球 (yǔ máo qiú)・・・バドミントン