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『人間失格』チョンドヨン×リュジュンヨル、
切ない再会と禁断の心
入力2021.10.10. 午後12:56
『人間失格』チョンドヨン、リュジュンヨルがお互いの過去を告白した。
この9日に放送されたJTBC 10周年特別企画『人間失格』第11回では
ブジョン(チョンドヨン)とガンジェ(リュジュンヨル)の再会が描かれた。
行く先を見失って迷った2人は一緒に天文台に向かっており、
これまで語られなかった話を交わしながら何だか分からない感情の振幅を感じた。
ブジョンのメッセージを受けたガンジェはジョンフン(リュジフン分との約束も、
家で待っているミンジョン(ソンナウン)とタギ(ユスビン)のことも忘れて、
一足飛びに交番に駆けつけた。
ブジョンは嬉しくも切ない気持ちで彼から目を離せなかった。
ガンジェは"イブチョン氏の保護者です。友達です"と明らかにしながら
直接引渡の引き継ぎ確認書にサインした後、交番を出た。
しかし、家に戻るには遅い時間であったし距離も遠かった。
更に、バスは途絶えて久しく、タクシー呼び出しも容易ではなかった。
そんな二人はあてもなく夜の街を徘徊した。
ガンジェが率いる道に沿って古い駅を通ったブジョン。
列車を最後に乗った時がいつだったかという質問に
ガンジェは父の葬式を執り行ってそのまま母ミソン(カンジウン)と
山に、海に、そして再び自宅に戻った幼い頃の記憶を思い出した。
更に、死んだジョンウ(ナヒョンウ分)の話を切り出し、
「この人はなぜ死にたいのだろうか。
勉強もたくさんして、会社も通ったし、父親もいた、夫もいるが…
心はなぜまた弱いんだろうか。お金が全く無いということでもなさそうだが。」
そんなことを考えていたと打ち明けた。
ブジョンも率直に告白した。
事実は
「なぜわざわざ遠いところまで来てくれたのだろうか。
ひょっとして私が心配になって来たのか。 お父さんのために哀れで、しかし、」
と思ったと、
「これまで自分の話を黙々と聞き入れるだけだったガンジェが
初めてしたご両親の話に心が動いた。」
と言った。
“私と似た人だな”という思いに良くしてあげたかったし、
それで自分が何をしてあげられるか悩んだという。
わけもなく胸の片隅が詰ったようになったガンジェは
「どこか家じゃなくて、行ってみたいところがありますか?」
と問いて、
「山に行って、海に行って、そして家に行きましょうか。」
と提案した。
ガンジェはブジョンと天文台に向かう間、
幼い頃、母親と一緒に来た記憶を回想した。
そして、しばらく歩いて(頂上まで)上がった二人は
降り注ぐように美しい星に言葉を失った。
しかし、夜の空気は冷たかった。
たまたま一緒に山道を登って出会った一行の一人が
毛布とテントを渡してくれた。
狭いテントの中にはぎこちない空気が流れた。
片隅に横になったブジョンは
派出所で警察が話した一年前の事件について話を切り出し
「生きてみて後悔するいくつかのことの中の一つ。」とした。
続いて、どうして心が弱いのか知りたいたというガンジェに
「私は何もできなかったんですよ。」とし、空虚な思いをのぞかせた。
この日の二人の再会は決定的ターニングポイントだった。
ブジョンの心は見知らぬ感情に大きく揺れ動き始めた。
放送の末尾には微動だにせずに横になっていたブジョンが
「顔一度だけ触ってみてもいいですか?」と尋ねると、
ゆっくりと首を回したガンジェが彼女と目を合わせてきた。
いつの間にかブジョンの心にガンジェは
真っ先に思い浮かぶ存在として位置づけられた。
ガンジェにも、ブジョンは心配されて気になった“友達”以上の存在だった。
“禁断の心”という副題のように危うく揺れた二人。
ここにブジョンの怪しい変化を感知しながらも、
夫を失って悲しみに沈んだギョンウン(キムヒョジン)のそばを守った
ジョンス(パクビョンウン)。
複雑に絡み合った感情に反する関係が
残った話に対する疑問を更に高めている。
一方、『人間失格』第12話は
今夜10時30分に放送される。
第1~3話はこちら👇から。
5.本ウインドウの音声と重なるので、
素早く本ウインドウに戻り再生ボタンを停止して
日本語字幕ウインドウへ戻って本格視聴
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ここからは、私的簡単感想です。
10話に引き続き、
英和字幕変換が大変読み取りづらかった第11話。
しかしながら、ネットニュースのあらすじを読む限りでは、
一応、私の解釈に大きな差異はなかったように感じましたので、
12話を迎える前に簡単感想を書いておきます。
昭和を終え、平成令和を生きていて思うのが、
ドラマでも現実でも(万国共通なのかは分かりませんが)
今の女性って本当に積極的ですよね?
無論、京畿道南楊州の派出所からブジョンがガンジェに連絡しなければ
この物語はそこでTHE ENDなんですけど、
ブジョンには“他に友達おらんのかい?!”ってツッコミはもちろん、
ドラマのエンディングでも
「顔一度だけ触ってみてもいいですか?」って完全に誘ってますよね?
普通は、そんな照れくさ過ぎる言葉を心では思っていても
実際に口に出すってかなり勇気の要ることで、
心が虚弱どころか、なかなかのやり手でございます
てなわけで、積極的なブジョンに振り回されるガンジェが
これまた超可愛くて胸熱胸キュン
でした
あと、ガンジェがブジョンに言った
「この人はなぜ死にたいのだろうか。
勉強もたくさんして、会社も通ったし、父親もいた、夫もいるが…
心はなぜまた弱いんだろうか。お金が全く無いということでもなさそうだが。」
この👆言葉、
実は先週の第9・10話で私がガンジェにそのまま問いたかったもので、
「ガンジェはなぜ泣くのだろうか?
確かに今の仕事の内容は自慢できるものじゃなかったとしても、
母親は不器用でも優しくて、タギのような親友もいて…
お金に対する執着や頓着もあって、人生これからやん?
別に元の場所に戻らなくても、
ブジョンのいる世界へ近づく第一歩を踏み出せばいいだけやん?」
そして、この言葉はミンジョンにも然り。
割と恵まれているタギに
「最初から持っている人には普通に当たり前のことやものでも、
それを持っていない人もいる。」
って同義語を投げかけるミンジョンが切なかったです。
現時点では、
ガンジェが新たな人生に踏み出せない理由があるのかないのか、
私の洞察力や考察では解明できませんが、
この作品、とにかく【後出しじゃんけん型ドラマ】なので、
今後も注意深く観察していきたいと思います。
それでは、本日第12話。
多分、キスシーンはないと思いますが、
韓国十八番のおでこチューはどうでしょう?
楽しみです
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『人間失格』オフィシャルサイト
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