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『人間失格』リュジュンヨル涙のエンディング。。チョンドヨン×パクビョンウン、

ぎこちない三者対面[総合]
入力2021.10.03. 午前8:11
修正2021.10.03. 午前8:12

 

ドラマ『人間失格』でリュジュンヨルの涙のエンディングが胸をじんとさせた。

 

この2日に放送されたJTBC 10周年特別企画『人間失格』第9回では

ブジョン(チョンドヨン)の秘密に迫ったガンジェ(リュジュンヨル)の姿が描かれた。

 

ブジョンがジョンウ(ナヒョンウ)の恋人ヒソン(イカギョン)と

彼の息子ミンス(ジャンジェハ)とも緊密な縁を結んでいたことが明らかになり、

疑惑を増幅させた。

 

ブジョンの人生で最大の喪失と苦痛を残したのは、まさに'流産'だった。

悲痛な気持ちで病院の検査を受けてきたブジョンは

"子供はしばらく前に天国へ去りました"

というメッセージにより一層複雑でつらかった。

これもジョンウに代わってガンジェが送ったものだったのだ。

"これまで何も知らなくて…何の助けにもなれなくて…すみません"

という返事に続き、

ジョンウの遺品のあちこちでブジョンの形跡を発見したガンジェは混乱した。

彼ら親子と一緒に撮ったポラロイド写真から

子供に毎月五万ウォンずつ送ってきたブジョンの入金の内訳まで、

自分が思ったよりも深い関係だったことを悟った。

 

一方、ジョンス(パクビョンウン)は妻に会うため、

予告もなしに出版社へ訪ねて来た。

会議があって遅くなるという返事と

「ごめん」と短めに付け加えた一言が妙に気になったためだった。

ジョンスは初めてブジョンの退職の知らせを聞いた。

しかし、一歩遅れて会社に駆けて来たブジョンに

どうしても知った振りをすることができなかった。

 

何しに来たのかという質問に、

たわいもなくマカロンの話ばかりをこぼしている彼にブジョンは

"今日、何の日か分かるの?"

と尋ねた。

これに

"知っている。私もパパだったじゃないの"

と目頭を赤くしたジョンス、

そして、ブジョンの姿は拭えない傷の深さを見当させて、

見る人々を熱く詰まらせた。

 

ブジョン、ガンジェ、ジョンスの三者対面も描かれた。

ブジョンと刹那のアイコンタクトを交わしたガンジェが歩みを促したが、

結局三人は一つのエレベーターに身を乗せた。

彼らの間に流れる気まずい沈黙が張り詰めた緊張感を誘った。

 

この日、ブジョンに伝えなかったガンジェの気持ちを込めたナレーションは

重い響きをもたらした。

"悲しみに形がありますか。痛みに大きさがあるでしょうか。

苦痛に名前なんてありえません。

どんなに小さなことでも

自分のものほど痛いことはないはずです。

自分のものほど難しいこともないでしょう"

という届かない慰めには、視聴者の胸を熱くした。

特に

"もしかしたら今日も死ぬほどつらい一日を過ごしましたか。

私は今日、死のように長い一日を過ごしました"

という哀れ深く切実な告白が悲しさを増した。

街灯の下で一人ですすり泣くガンジェの涙のエンディングも胸に響く余韻を残した。

 

ブジョンの秘密の過去がベールを脱ぐほどガンジェの複雑な感情が揺れ動いている。

ここにガンジェの言葉のように

それぞれ名前ない苦痛で誰より痛く大変な人生を耐え抜いている人物の話も

絶頂に向かっている。

その内面を掘り下げる深い洞察を超えて、

人間に対する温かい視線は残った話をより一層期待させる中で

ブジョンとガンジェの関係はどのように変化していくか成り行きが注目される。

 

一方、『人間失格』第10話は

今夜10時30分に放送される。

 

 

 

第1~3話はこちら👇から。

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ここからは、私的簡単感想です。

 

第9話、ストーリー展開完全無視で、

人間の柔らかい部分にグイグイ喰い込んで涙を誘うこの戦法って、

いかがなものなんでしょうか?

 

おまけに今回強く感じたのは、

日本で言うところの

『笑点』か『綾小路きみまろ独演会』かってくらい

ある程度の人生経験がないと共感しづらいっていうね笑

 

そもそもこのドラマ、30代後半以上の女性に

ターゲットを絞って製作されているならともかく、

それ以外の視聴者層の獲得は絶対に無理だと思いました。

 

てなわけで、私も昨日はジョンスの

「はい(分かってる)。赤ちゃんも私のものでした(私もパパだったじゃない)。」

というセリフ以降、

ほとんど泣いておりまして、

でも、けしてそれは感動の涙ではなく、

場面一つ一つを自分の人生とオーバーラップさせ

郷愁の想いから勝手に流れる涙っていうのが

しっくりくるような気がします。

 

しかしながら、妻が流産した日を記憶している男性(旦那)なんて

なかなかの少数派で

ブジョンも多少はジョンスを見直せたんじゃないでしょうか?

だからこそ、一緒にチャンスクの家を訪れる気にもなれたし、

「あなたが浮気した時―悔しかった」なんて

冗談めかした言葉を口にできたんだと思います。

男も単純だけど、

女も一番重んじてる部分を相手に尊重してもらえたら

単純素直に心を開ける生き物で、

これは大変上手い演出だな~って

感心してしまいました。

 

そんな風に少しだけ心を通わせた形でチャンスクの家で過ごした後の

和やかな雰囲気でガンジェと鉢合わせる4人、

そして、エレベーターの中での3人。

 

母親からの入金を確認した日は

母親の家(実家?)に顔を出す約束になっているのか、

大したメニューじゃなくても息子の為に食事(好物?)を準備し

部屋を掃除して

来るか来ないか分からない息子を迎えてくれようとする

母親とその恋人の優しさや温かさに触れてすすり泣くガンジェ。

 

「金が愛だ」と豪語するも、本質の愛に触れたら

いたたまれなくなってしまったのかどうなのか?

ここはもう私の想像の域でしかありませんが、

母親ミソンの「コーヒー牛乳を買いに行きました」という

我が子の行動を自信満々に推測する言葉に

私が号泣したのは言うまでもありません。

 

他にも、ジョンスとミンジャの電話での会話のシーンも、

また、認知症傾向にあるチャンスクが

玄関ドアの暗証番号を変更した際に選んだ番号が

ブジョンの誕生日だったことも涙を誘いました。

 

さてさて、この後10時半から第10話が放送されますが、

今日こそまともに物語が進展するのかが気がかりなところです。

 

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『人間失格』オフィシャルサイト

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