映画『のさりの島』公式サイト

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『西荻窪 三ツ星洋酒堂』と『監察医 朝顔S2』で

季節君の魅力にどっぷりハマった私。

 

しかしながら、映画『his』は

BLとしてのビジュアルが生理的に無理で

(そう考えると、やっぱり赤楚&町田CPは

ビジュアルも驚異的に美しく、

最高にお似合いのナイスBLCPでしたよねピンクハートデレデレ

『佐々木、イン、マイマイン』については

既に大阪では上映を終了していたので

季節君主演の作品をなかなか観ることができずにいて、

なので、この『のさりの島』のお知らせは

本当に待ちに待ったという感じで

とても嬉しかったです。

 

おまけに大阪の上映シアターが

私の勤務先から2分とか

あり得ないほどの好条件で、

季節君!マジでありがとね爆  笑ラブラブ

 

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映画の話題ついでに、

今更ながら以前からずっと感想を書きたいと思っていた

『花束みたいな恋をした』のお話を。

 

 

そもそも土井裕泰監督の作品なんで

普通に外すわけがないって話で、

尚且つ、脚本家の坂元裕二さんの作品からも

人生知らず知らずのうちに

たくさんの感動をもらっている方って

結構多いんじゃないでしょうか。

 

また、坂元作品の中で、

個人的に強く印象に残っているのが

ドラマ『Mother』。

 

倉科カナさん演じる三女以外、

女性出演者の役柄が

立場は違えど全員『Mother(母親)』っていうのが、

本気で心底「上手いな~」って

感心しまくったドラマの一つでした。

 

そして、この『花束みたいな恋をした』も

やっぱり上手かったですよね~。

 

私が感動し感心しまくったシーンとセリフは、

絹ちゃんに告白する前の麦くんの

「好きかどうか、

会ってない時に考えている時間の長さで決まるなら、

間違いなくそうで。」

という心の声からのラスト。

 

麦くんと絹ちゃんが別れ話をする為に

思い出のファミレスを訪れるんですが、

その日はまるでそれを察したかように

2人定番の席には別の客がいて、

麦くんと絹ちゃんは

別の席に案内されてしまいます。

その後、空いた2人定番の席には

出会った頃の麦くんと絹ちゃんを思い起こさせる

初々しい大学生の亘くんと凛ちゃんが。

 

で、その亘くんと凛ちゃんの交わす会話がまさに

会えてない間、

互いに“どうしてるかな?”って

互いのことを考えてた

というもの。

 

これは恋愛にも結婚にも

同じことが言えると思うのですが、

恋愛や結婚の期間が長くなって

お互いに空気みたいな存在になったり

惰性的な付き合い方や生活になったとしても、

お互い顔を合わせていない時間に

ふと相手に想いを馳せる時間があるカップルや夫婦の絆は

揺るぎないものだと断言できます。

 

例えば、友達や同僚と美味しいものを食べたり、

素敵な映画を観たり音楽を聴いたり、

綺麗な景色を見たりした時に、

「あー、今度は彼と、夫と、これを食べに来よう。」とか、

「これ、彼女にも、妻にも、食べさせてあげたいな。」とか、

「この映画、もう一度彼と、夫と、観に来よう。」とか、

「この音楽、彼女に、妻に、聴かせたい。」とか、

「この絶景は彼と、夫と、見たかったな。」とか、

「今度、ここには彼女を、妻を、連れて訪れよう。」とかね。

 

無論、それをなるべく実行できるに

越したことはないのですが、

互いに時間の折り合いが付かなくて

なかなか厳しいのが現実。

おまけに結婚生活の場合は

共有したいと思う議題が

楽しいことばかりではありませんしね(苦笑)

 

それでも、

そんな風に相手に想いを馳せ、

自分が抱いたあらゆる感情

(喜び・悲しみ・怒り・慈しみ・感謝・感動)

互いに相手と共有したい

分かち合いたい比率

||(イコール)

恋愛・結婚生活生存率

なんだと悟った時の麦くんと絹ちゃんの涙が

本当に痛々しかったのと同時に

土井監督と脚本家の坂元さんに拍手喝采でした。

 

現在、公開10週目に入った『花束みたいな恋をした』は

ラストスパート上映に突入しています。

まだご覧になってない方は是非とも映画館で

坂元先生の素晴らしい脚本と

土井監督の上手い演出を堪能してきて下さい。