先日、紀伊國屋書店 梅田本店の
コミック売り場に立ち寄って、
原作『西荻窪 三ツ星洋酒堂』と
浅井西先生の色紙を写メしてきました!
「コミック本自体は買わんかったんかい!?」って
ツッコミも聞こえてきそうですが、
そもそも、私、コミック本は読まないんです。
それでも、もし買うなら電子書籍希望なので、
【チェリまほ】7巻と一緒にと考えているところです。
さて、見逃し配信を幾度となく観直して、
やはり、このドラマの主役は
ウィン君演じる小林なんじゃないかと
改めて思い直した最終話。
でも、まー、仕方ないですよね。
人生に立ちすくみ、
雨宮があんなにも自分がないんじゃ、
人生を達観視するなんてことはもちろん、
人生教訓語録など到底語れるはずもなく、
ましてや、中内や小林のアシストを受けて
人生に悩み心傷付いた様々なゲスト(=お客様)を励ましたり、
アドバイスを講じるとかハードルが高過ぎて、
寧ろ、雨宮の方が皆から励まされ、
アドバイスが欲しいくらいでしょう笑
現状の雨宮にできることは、
心弱ったゲスト(=お客様)に寄り添い、
顔立ちも含め見目麗しい所作で
美味しいカクテルを提供し、
「うんうん」と頷いて
優しく相手の話を聞いてあげるくらい・・・
という結論に達したら、
この結論って一周回って
ドラマのコンセプト通りやん!!
と気が付いて一人爆笑してしまいました
しかしながら、主役なのにあそこまで“ヒーロー感”がないと
町田君では宝の持ち腐れも否めず、
そうかと言って存在感の薄い俳優さんでは
雨宮役は間違いなく務まらないので、
となると、やはり眉目秀麗な町田君が妥当な線か、
いや、寧ろ適役だったんだと納得せざるを得ず、
ドラマだけでなく映画や舞台も含め劇制作って
本当によく練られているんだな~と感心してしまいました。
小林からマスター(=おじいさん)の訃報の連絡を受け、
洋酒堂へ駆けつける雨宮。
カメラは町田君の走る長脚から上半身を追うも、
あまりにも脚が長過ぎてフレームに収まりきらず、
息急き切る町田君の端正な顔がとても凛々しくて
見惚れてしまいました。
ここ👆、いったい雨宮自身は
マスターからのどんな言葉で救われたのか?、
こんな抽象的表現ではなく、
もっと具体的に映像化して欲しかったですよね?
ちょっと話が逸れるのですが、
町田君のこの👇表情を見た瞬間、
山崎豊子氏の長編小説『白い巨塔』が頭をよぎりました。
すごく優しそうで誠実を絵に描いた
若干昭和チックなこのハンサム顔に
里見脩二(さとみしゅうじ)役が
超ピッタリだと思いません?
里見が町田君なら、
主演の財前五郎役は誰がいいでしょうね?
城田優君とかどうですか?
個人的には財前は里見より背が高く貫禄もあるイメージなので、
町田君よりタッパがあって骨太でちょっと年上となると・・・。
白衣姿の町田君、
本気で見てみたいです
※バイアウト(Buy out)は日本語で「買収」を意味し、M&A手法の一つ。
マジで、ええ兄ちゃんです
やり手企業の御曹司で
見た目年の差がありそうな男兄弟二人。
ここまで弟に野心がないのであれば、
普通なら体よく利用して、
なし崩し的に弟の取り分まで出し抜きそうなもんですが、
そこを敢えて叱咤し、
もっともっと野心や野望を持たせようと、
弟を奮い立たせようとする
晴彦兄ちゃんの優しい思いやりに泣けました。
つか、私、この「降りろ」のシーンを第4話で見た時、
寧ろ、野心に燃えていた雨宮が
新事業に失敗して自社に大損失を与え、
それで夢を見失ったんだと想像してたんですよね~。
まさか筋金入りの“ゆとりお坊ちゃま”だとは
全く想像していませんでした
マスターからオーダー(=欲しいもの)を訊かれ、
「僕は・・・、何が欲しいんでしょう・・・。、ちょっと分からなくて・・・。」
と答える雨宮。
この欲しいものに
オーダーと夢や野心や野望を
掛けたセリフがすごく印象的で、
また町田君の美しい涙も相俟って、
私にとって大好きなシーンの一つになりました。
そんな雨宮も最後の最後でやっと、
自らが無意識の内に欲していたものに
気が付きます。
たとえ我がままになっても、
大きな声を張り上げて
欲しいものを欲しいと言えるようになった雨宮。
これぞ、まさに自我の芽生えです。
そして、それは大きく成長した証。
自我に目覚めた雨宮の
人生第二章が実に楽しみです!
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【おまけ①】
※只今、期末で公私共に大変忙しく過ごしております。
今後、状況が落ち着くまでゆっくり更新なりますが、
また良かったら遊びにいらして下さい。
何卒よろしくお願いいたします。