さて、子供達が青春を謳歌している頃、

その裏で、いつの時代もどこの国でも

平均的な一般家庭なら、多かれ少なかれ

共通して親はお金の問題に直面します。

 

イルファも大学生と高校生の3人の子供を抱え、

夫は友人の保証人を引き受けた事から

理不尽な借金を背負い込み、家計はいつも火の車。

挙句、お人好し夫の無駄遣い癖に悩まされる毎日に

夫婦喧嘩が絶えません。

ただ、子供達の学校が国公立だったのが唯一の救い。

 

なのに、その翌日には、

はぁ?マジキレそう

ムキームキームキームキームキームキームキームキームキームキームキームキームキームキームキームキームキー

 

自分の化粧品すらままならない状況で、次は

もう、帰ってくんな!!

ムキームキームキームキームキームキームキームキームキームキームキームキームキームキームキームキームキー

そんな問題ちゃうねん!ムキームキームキームキー

なんなら、別れてくれ!!ムキームキームキー

 

一方、ミランの家庭は十二分に余裕があるようで、

ナイトクリームも肌に擦り込みきれないほど

たっぷり使えるご身分。

しかしながら、キム・ソンギュンは、

かつての貧困生活時代の習慣が抜けきらず、

なかなか贅沢を楽しめずにいます。

夫として、☝この心がけと

思い遣りはとても大切♡

そんなミランですが、

けして、裕福になった今をひけらかすわけではなく、

寧ろ、自分達家族が手にしたその幸運を

惜しみなく周りの人達にも分け与えられる鏡のような女性で、

だからこそ、妬みや僻みを孕んだ参事も避けられているのだと、

私が理解できたのは12話を過ぎた頃でした。

 

イルファの家計ではなかなかお目にかかれない

珍しい洋食を共にしたり、(つか、韓国遅れ過ぎじゃね?)

ボラの為にもドクソンの為にもなる

一石二鳥案を提案してくれたり、

その上、実施場所に

ミランの自宅まで提供してくれるという神対応。

 

そんなミランをいつも頼りにしているイルファ。

恥を忍んで、ドクソンの修学旅行のお小遣いを借りに

ミラン宅を訪れます。

いやいや、イルファssi、

それは一概には言えないのですよ。

お金があっても、

別の悩みを伴うのが世の常なのです。

以前の借金さえも未だ返済できていないのに、

また、お金を貸して欲しいとは言い出せなかったイルファ。

でも、反対に、あとになってミランの方が機転を利かせ、

お金がないという

究極状態の中で

人の優しさに触れるも、

なぜか感じるのは

感謝の気持ちよりも

悲痛な虚しさだけ。

もうね、私だったら情けなくて死にたい。

マジで。

 

翌日、ソンギュンにも新しいアウターを買うように

お金を渡すミラン。

しかし、

お金を手に入れたことで、

「無二」と「打算」を引き換える結果と

なってしまったソンギュン。

こちらも感じるのは

悲痛な虚しさ。

 

結局、お金があってもなくても虚無感を招くのなら、

お金がない虚しさの方がマシなのかもしれないと

考えさせられた5話と6話でした。

皆さんなら、どちらを選びますか?

 

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【番外編】

 

 

貧困家庭から一変した方法が“宝くじ”というのに、

軽く安直さを覚えてしまいますが、

まぁ、だからこそ、

6浪ジョンボンを放任できるんでしょうね?

 

1億ウォンて、1988年のレートに換算すると約1,750万円。

これを元手に、半地下付き3LDKの中古平屋を買い、

内装やインテリアを整え、家電を揃え、

金星電子の代理店事業をスタートさせ、車を買い、

ジョンボンの心臓病の手術代や入院費を賄う計算だと

日本の物価なら全然足りない気もしますが、

韓国なら問題なかったのでしょうか?

 

つか、この宝くじ、

実際の権利は誰にあるんでしょうね?

買ったジョンボンなのか?、

それとも、お金を出した親なのか?

とにかく、当たった宝くじを

揉めることなく親に託すことにした

ジョンボンが一番偉いというお話です。(←)