りょうきです。おはようございます。

 

密教濃度高めの日々。本日最終日。

ちょっとお経を聞いてみますか。

 

お経ってね、サビがあるんです。AメロBメロからの、サビ。

つまり一番盛り上がるところというか。意味の面でも、音にしても、一番濃いところ。

 

般若心経は、是大神呪 是大明呪 是無上呪 是無等々呪 あたりがBメロです。

からの、能除一切苦…と間を入れて、即説呪曰 ぎゃーてい ぎゃーてい…がサビです。

 

こう考えて読経すると、言霊の入り方が違います。必要な瞬間、カッと熱くなる。

 

そこに加えて、歌詞というか、その意味まで知っておくと、なおさら言霊が入る。

結局ね、お経というのは、完全に音楽であり、歌でもあります。

その歌をどのくらい心に響かせるかは、歌う人の理解や技量による。

 

特に真言宗の場合だと、いよいよお経が音楽です。

太鼓を叩いて、もうライブかセッションみたいになっています。

 

フェスもあるみたいですね。年に一度の、ライブ付き寺社フェスだそうです。

ちょっと行ってみたいかもと思う自分がいます。大丈夫だろうか、俺。

 

お寺さんがYouTubeでチャンネル作っておられたので、ひっぱってきました。

般若心経を4巻+いろんな真言です。途中から、あるいは途中だけ聞いてもいいですよ。

般若心経は、4巻目に近づくほどに、テンポが速くなります。

手っ取り早く4巻から聞くのもアリかと(笑)。

 

どうぞ↓

https://www.youtube.com/watch?v=9Gilg7OstyA

 

本格的なお経って、なんかイメージと違うでしょう。

言霊というか、太鼓霊というか、すごいですね。聞き終わると、スカッとする。

 

観音経もありました。「前半」「後半」両方ある、フルです。

 

8:54までが、「前半」です。

その「前半」の最後、つまり爾時無盡意菩薩 以偈問曰あたりでドンドドドドドドとボルテージが上がって、その続きの世尊妙相具 我今重問彼… に乗るあたり。

 

明らかに、何かが切り替わった雰囲気がしますね。

 

11:35あたりで5文字シリーズが終わり、爾時無盡意菩薩則従座起前白佛言 世尊… にうつるとき、昨日の結界で言うところの「ヒモでぐるぐる」です。ここも、綺麗にテンポが変わる。

 

全部だと長いので、「前半」の終わりくらいからで十分です。

 

それではどうぞ↓

https://www.youtube.com/watch?v=F4lTokRepCc

 

蛇足ですが、ベートーヴェンの「交響曲第9番」知ってますか。

通称第9、年末に「一万人の第9」とかやってますね。

 

これ↓

https://www.youtube.com/watch?v=IInG5nY_wrU

 

観音経ってね、第9に似てるんですよ。

メロディーじゃなくて、構成が似ている気がします。

 

第9は、全部で4つの楽章から成り立ってます。トータルで2時間弱くらい。長いです。

 

第一楽章(03:50から)は、そこそこ賑やかです。

第二楽章(22:49から)も、そこそこ賑やかです。

第三楽章(36:31から)は、すごくおとなしい。というか、私は第三楽章を最初から最後まで聞いたことがないので、実はよく知りません。聞いてると、いつも寝てしまうので(笑)。

第四楽章(57:16から)が、メイン楽章です。そのさらにメインが1:05:56から。

 

その第四楽章もね、途中ちょっとおとなしくなったと思ったら、急に風が強くなって、一瞬間をおいて大きなサビがきます。で、台風の目みたいなのを経由して、最後は一気に終わる感じ。

 

第9の全体の構図というか緩急というか、あるいは第四楽章の構図というか、なんか観音経に似ている気がします。

サビの前の盛り上げ方とか、最後の終わり方とかね。聞いている側のテンションの操られ方が、似たようなポイントで似たように操られる。

 

うーむ、いよいよヤバいことを言っているのは承知してますが。

 

お経って、やはり音楽なんですよ。

だから、いろいろ知って聞くと、聞こえ方が変わります。

 

ちなみにこのライブ観音経、プロの読経セッションなので、聞くだけで誰でも結界が張られます。自分で唱える以外は、同じかんじでどうぞ。

後半を聞きながら、一枚一枚板を刺して、最後にヒモで縛るイメージでね。

 

玄人向け、というかマニア向けの特殊講義、終わります。

ご用があった人に、足しになってれば(笑)。

 

良き週末をどうぞ(^^)

おはようございます。りょうきです。

 

ド級の密教特殊講義が続いてますが、いいんです。ブログだから。

 

一昨日まで観音様がご登場でしたが。そういえば、仏様はたくさんおられます。

曰く大日如来様、阿弥陀如来様、聖観世音菩薩様、愛染明王様、弁財天様etc.

 

昔自分のSNSに書いたことなんですがね。ちょっと仏様の話。

 

仏様には、階級があります。ざっくりと、如来、菩薩、明王、天です。

○○如来、○○菩薩とかね。○○+階級です。ムスカ+大佐と同じです。

 

学校で例えると見えてきます。我々を生徒とします。以下敬称略。

 

<如来(にょらい)>

校長、教頭クラスの重鎮先生。悟りを開いていて、何でもできる

身なりはいたって質素で、生徒指導に直接関わる機会は少ない

大日如来、阿弥陀如来、釈迦如来、薬師如来etc.

 

<菩薩(ぼさつ)>

優秀な若手の先生。自身も悟りを開くために修行しながら、生徒を助けたり引っ張ったりする

身なりはおしゃれ。これはある程度生徒の憧れの対象になることで、生徒のやる気を引き出したりするから

聖観世音菩薩、地蔵菩薩、虚空蔵菩薩、勢至菩薩etc.

 

<明王(みょうおう)>

ちょっとお顔のこわい、生活指導の先生

優しい顔だと話を聞かない生徒を、時には力づくで矯正させる

もちろん、根本は優しい

不動明王、愛染明王、孔雀明王、降三世明王etc.

 

<天(てん)>

ALTの先生。もともとは海外の宗教の神様

学校のガードマンも兼ねる

弁財天、吉祥天、大黒天、梵天etc.

 

<空海とか最澄とか、偉いお坊さん>

生徒会役員

 

<ご先祖様>

OB・OG

 

これらの仏様とか生徒会役員で、チームを組んでお寺におられたりします。

例えば阿弥陀如来+不動明王+愛染明王とか。

 

それぞれに担当授業というかお仕事が異なりますが、みんな先生です。

 

で、第194講の通り、担任のクラスみたいなのがあって、我々はどの先生のクラスなのかも決まっているというね。

もちろん、担任の先生以外とも仲良くしていい。学校と同じです。

 

楽屋ネタは違いますが、目の前の先生のことを少し良く知ると、ちょっと親近感が湧いたりします。

同じように、例えば自分の守り本尊である仏様が、どういうお仕事を担当されているのかとかを知ると、やはりちょっと親近感が湧くかもね。

 

あと、仏様ごとに真言があります。マントラです。

呪文というか、その先生との合言葉みたいなものです。

 

例えば、聖観音先生の真言は「おん あろりきゃ そわか」とか。

虚空蔵菩薩先生の真言は「のうぼう あきゃしゃ きゃらばや おん あり きゃまり ぼり そわか」とかね。短いのも長いのも。

 

その合言葉、真言の、長いバージョンもお持ちの仏様もおられます。

長いものは、真言ではなくて陀羅尼(だらに)といいます。

 

阿弥陀如来先生の場合、真言は「おん あみりた ていぜい から うん」と短いですが。

陀羅尼になると「のうぼう あらたんのう たらやあや…」とすごく長い。

 

122講で紹介した光明真言は、特定の先生との合言葉というより、校歌に近いです。

 

ご縁のある仏様の真言をちょっと知っておいてですね。

例えばお寺に参拝した時に、ちょっと唱えてみる。

たちまち何かが起きるわけではないですが、何かあるかもね。

あるいは、助けて欲しい時に唱えるのもいいです。一番身近な、担任の先生だから。

 

唱えるときは、ある程度回数が決まっていますが、3回で1セットが基本です。

何セットでも構いません。唱えるほど、功徳になると言われてますので。

 

せっかく仏縁があったのならば、もう少し知ると、面白いですよ。

 

良き一日をどうぞ(^^)

 

 

りょうきです。おはようございます。

 

今日は英語の話。前に京都大の英作文をやりましたけど、あんなかんじで。

 

大阪大、持ってきました。2017年前期です。

大阪大は、英作文の問題が、志望学部別に一部異なります。

 

その文学部用。まさしく文学部。日本語力が、ものを言う。

 

解答解説は、せっかくなので1週間あけて、来週の水曜日にしようと思います。

興味がある人は、1週間かけて、じっくりトライしてみてくださいな。

 

それでは、どうぞ↓

 

***********

 

【問】次の文章を、英語で表現しなさい。

 

 いよいよ神様に召されるその時が来て、この世とのお別れの記念にこれまで愛聴してきた数多の名曲の中からただ一曲を聞きながら死んでゆけるとしたら、どの曲を自分は選ぶだろうか。

 一人私に限らず、時間と共に消えてゆくゆえに美しい音楽の愛好者なら一度はこの問いを自らに発して楽しいような切ないような思いに暫し浸ったことがあるのではないか。

 

熊沢雅晴「最期の一曲」

***********

 

難しいねぇ(笑)。

 

これね、そもそも英語を書く前に、何かが見えないといけない。

それが見えている子にしか、出てこない英語があるんです。

 

実際の試験では解答用紙に向かって必死だろうけど、そこをふと力を抜いてですね。

誰かが目の前でこの文章の通り話しているとして、あーそうですねぇ的にあなたが聞くとする。

 

で、あたかも自分のことであるかのように、どこまでもリアルに想像するんです。

そうすると、見えてくるかもね。

 

もしも見えたっぽいなら、怖がらずに書いてごらん。

それ、自信あるんでしょう? だったら、ちゃんと書かなきゃ。

 

1週間ありますんで、コメントやらメッセージやらで、私に提出してくれて構いません。

公開処刑とかしませんから、ご心配なく(笑)。

ちゃんと添削というか、英語の先生の目で見させていただきますんで。

 

 

どうぞ良き一日を(^^)

 

りょうきです。おはようございます。

 

昨日の観音経の話。ちょっと実践編。

 

全文を眺めて、自分に必要そうなパートを唱えると、言葉のお守りになります。

第94講の通り、丹田に力を入れて唱えてね。

 

このように形のないお守りでもいいですが、形のあるお守りも作れますよ。

それこそ試験前ならば、緊張しないお守りを自分で作ればいいです。

 

例えば昨日の

 

或囚禁枷鎖 手足被柱械 念彼観音力 釋然得解脱

 

を、綺麗な紙に書きます。手を洗った後に、心を込めて、丁寧な字でね。

最後に、「仏縁感謝仏恩感謝」と書いて、自分の名前をフルネームで書きます。

 

その紙は折ってもいいので、ポチ袋みたいな袋に入れます。完成です。

糊で封をしても構いません。これを、試験中はできるだけ肌に近いところ、シャツのポケットとかに入れておきます。お財布の中でもいい。要するに大切に扱います。

 

簡単すぎて拍子抜けするかもしれませんが、ちゃんと効果があります。

だからこそ、心を込めて作らないといけない。

 

作った後は、いつまで持っていてもいいですよ。一生持っていてもいい。

ひと段落して、そろそろお返ししようかと思ったら。

 

まかり間違っても、ゴミ箱に捨てたりしないでね。ちゃんとした経文だから。

 

そのポチ袋に、いくらかお金を入れます。いくらでもいいです。

どこか身近で、できれば観音様を祀るお寺を探します。

そのお金を入れた状態で、お守りをお寺のお賽銭箱に入れます。お礼を述べて合掌。

お寺のお手間を増やしちゃうんでね、その分も鑑みた金額を入れてください(笑)。

 

あと、うっかり洗濯して溶けちゃったとか、なぜかなくなったとか。

まあ事故ですね。あるいは身代わりにでもなってくれたか。

溶けて紙くずみたいになった場合は、集めてから人の踏まない土に埋めます。

いずれもできるだけ早くお寺に行って、お礼だけはきちんとね。

 

このお守り、簡単だけど効きますよ。

 

他に効能別に書くパートを挙げると:

 

玩蛇及蝮蠍 気毒煙火燃 念彼観音力 尋聲自回去

→口の悪い人が近くにいて、その人を遠ざけたい時に

 

呪詛諸毒薬 所欲害身者 念彼観音力 還著於本人

→生き霊返し。誰かから理不尽にディスられて困っている時に

 

或遭王難苦 臨刑欲寿終 念彼観音力 刀尋段段壊

→ワンマン社長から、いきなり左遷されそうになった時に

 

或遇悪羅刹 毒龍諸鬼等 念彼観音力 時悉不敢害

→魔除け。いろいろ見えて困っている人向け

 

…このように、わりと万能です。

観音経のお守りは、プラスを与えるよりも、マイナスを除去してくれる方向性です。

正確に言うと、「いわれのない、理不尽な障害物を除去する」ですね。

「いわれのある、自業自得な障害物」は、除去されません。自分で蒔いた種なので。

その上で、プラスは自分で稼がないとね。

 

あと、これは超上級者向けなんですが。

 

結界も張れます。とても強力な結界です。

ある程度観音経を淀みなく読めて、丹田ができていると、張れます。

普段から観音経に触れていると理想的です。中途半端な真似は、効果がありません。

 

観音経の「後半」を使います。

 

明るい時間、できれば朝に、お風呂に入ってから、きれいな部屋に正座します。

目の前に観音経を拡げて、合掌。ページをめくる時は、その都度合掌を解いていい。

 

で、ゆっくり 世尊妙相具 我今重問彼 佛子何因縁 名為観世音… と読みます。

 

この時、漢字5文字ずつそれぞれが、1枚の細長い板だとみなします。

それをね、世尊妙相具で一枚、我今重問彼で一枚…と、一枚ずつ自分の周囲に円を描くように順番に刺さっていくイメージで読みます。

 

木の樽みたいなものです。

樽って、細長い板が何枚も円形に並んで、最後に周囲をぐるぐる巻いて固定します。

 

そのまま続けて、5文字シリーズの最後、「是故應頂礼」まで読みます。

 

で、周囲をしっかりヒモで巻いて固定しないとね。

それが、続きの爾時無盡意菩薩 則従座起 前白佛言 世尊…です。

ここでリズムが変わるので、たんたんたんたんと読みながら、自分の周囲の樽をグルグル巻いてしっかり固定します。

 

で、最後の仕上げです。…皆発無等等あたりでぐっとヒモを結んで、阿耨多羅三藐三菩提心でポンと蓋をします。

 

自分の周囲に、でっかい樽ができました。自分は、樽の中。観音経の、結界です。

 

霊力が強ければ、1年くらいはもちます。薄れてきたと感じたら、樽を作り直せばいい。

あらゆる類の、「いわれのない、理不尽な障害物」に対するバリアです。強いですよ。

 

ただ、結界を張るのは自分だけね。

誰かに張るのはまた違うので、「結界張ってあげる」はむしろ相手に迷惑です。

一人で結界を張って、それを誰にも言わない。これが一番いい。

 

普通はこんなに厳重なバリアは必要ありません。上のひともいるし。

でも、体質によっては自力でこういうバリアを張る力も必要です。

だから、今まさしく困っていて、本当に用事がありそうな人だけね。

 

観音経のお守り、好きですね。

余計な障害物だけは除去してくれる。そのあとは自分で頑張れ、みたいな。

 

しかも、その障害物がいわれがあるものなのか、ないものなのか。

それを一瞬考えさせるんですね。つまり己のこれまでの行動を一瞬振り返らせる。

それは自分のせいではないか、大丈夫か。いろいろなことを、人のせいにしてないか。

 

だから、このお守りの根本的発想そのものには、己の行動を律する効果もあるんです。

うーむ、もしかして自分の最大の障害物は、自分だったりするのかもしれぬ。

 

よって、このお守りを作る時は、ちょっと迷いながら作るのが正しいのかも(笑)。

 

明日はちょっと趣を変えて、英語の話しましょうか。

 

どうぞ良き一日を(^^)

りょうきです。おはようございます。

 

受験生が見ていないのをいいことに、思いつきで書く日々。その6回目。

 

思いつきで自分から出た文章を読み返すと、自分の普段の脳内を覗けます。

私は、普段からだいぶヤバいこと考えてますね。大丈夫か、俺。

 

でもいいんです。ブログだから。

 

観音経の話。第186講で、ちょっと出ましたね。

妙法蓮華経というシリーズ物のテキストです。

その第25。観世音菩薩普門品といって、通称観音経、観音様のお経です。

 

般若心経とか理趣経みたいに、宇宙の真理を説いたお経も多いですが。

不動経とか観音経みたいに、特定の仏様のスペック解説みたいなお経もあります。

 

観音経は、文字通り観音様について書かれたお経です。

 

無盡意菩薩(むじんにぼさつ)という仏弟子が出てきます。

その無盡意菩薩が、「観音様って、どういうお方ですか」とお釈迦様に質問して、お釈迦様がそれに詳しく答え、それを聞いた無盡意菩薩が、観音様すげぇ!となるストーリーです。

 

ただ、結構長いです。

文字数は般若心経の10倍以上で、しっぽりと読むと、15分くらいかかります。

 

修験の行者とか、密教系の僧侶は、必ず観音経を使います。

霊力が強い人ほど、観音経を使うようです。

 

94講、95講 追加の理屈ですかね。

霊力が強くなると、それなりの道具が必要ですので。

有り余る自分の気を乗せて操るに足る、頑丈な道具。

 

短縮したもので「十句観音経」もありますが、これは比較的お手頃で。

フルの観音経は、やはり完全なプロユースなのでしょう。

 

その観音経ですが、フルテキストは大きく2部構成になっています。

 

爾時無盡意菩薩則従座起 偏袒右肩 合掌向佛…

 

から始まって、最初から6割くらいの 爾時無盡意菩薩 以偈問曰 までで「前半」。

 

それに続いて:

 

世尊妙相具 我今重問彼 佛子何因縁 名為観世音…

 

から最後の 阿耨多羅三藐三菩提心 までが「後半」。

どちらか片方だけ唱える場合は、後半を唱えます。

 

後半は、世尊妙相具 我今重問彼…と、漢字5文字ずつが続きます。

その間「念彼観音力」という表現が、何回も出てきます。ねんぴかんのんりき。

「ねんぴーかんのんりき」という言葉だけなら、聞いたことのある人もいるかもね。

 

前半も後半も、特に後半は、「たとえこういう事態になっても、観音様を念じなさい。そうすればこんな風に助けてくれるよ」が何回も続きます。

その「観音様を念じなさい」が、「念彼観音力」です。

 

この観音経の、特に後半ね。

「こういう時に、観音様を念じれば、こんな風に助けてくれるよ」なんですが。

 

いろんな場面で、いろんな形で助けてくれると書かれています。

その中で、自分に必要そうな場面が書かれているところだけを唱えると、実際に乗り切れることは多いです。

 

例えば:

 

或囚禁枷鎖 手足被柱械 念彼観音力 釋然得解脱

(わくしゅうきんかーさー しゅーそくひーちゅーかい ねんぴーかんのんりき しゃくねんとくげーだつ)

 

というパートがあります。

意味は、「鎖や足枷をはめられ、手足を縛りつけられても、観音様を念じれば、たちまち解き放たれる」です。

 

これを、試験とかで緊張して頭が真っ白、手足が思うように動かない時に、何度も唱えます。

あるいは予防としても。試験前に唱えるんですね。

そうするとね、なんか楽になったり、柔らかく受験できたりします(笑)。

 

こんな風にね、その時の自分のニーズに合わせて、一部だけ唱えてもいい。

 

観音経の現代語訳は、いろんなサイトに書かれてます。

例えばこれ→http://omajinai-navi.jp/kannongyo/

 

ちょっと読んでみて、用事がありそうな時に用事がありそうなところをどうぞ。

 

一見さん、つまり観音様と特に接点のない人でも大丈夫です。

 

観音経の中に、「観音様は、どうして観音様というのか」も書かれているんですが。

正式には、「観世音菩薩」です。「世の中の音を察知する仏様」という意味です。

つまり、世界のどこかで誰かが困っている時。その「助けて!」を聞いて、来てくれる。

だから観世音菩薩というんだよ、という記述があります。

 

つまりアンパンマン的な。カバオくんが泣いているのを、必ず発見する。

愛と勇気を友とした、強力なパンチが武器の、優しい仏様です。

 

しかも普門示現(ふもんじげん)といって、キャラまで変えて助けに来てくれる。

泣いてる人には慰めキャラで、勇気がない人には励ましキャラで。

「○○観音」とか、いろんな観音様がおられるのは、そのキャラ変化です。

ニュートラルな状態を聖観音(しょうかんのん)様と呼び、そこから相手に応じて実に33通りの姿に形を変えて来てくれます。

 

だから、観音様を表す数字は「33」です。須磨寺の聖観音像のご開帳も33年に1度だし、京都の三十三間堂も33です。

 

あと、蓮の花。

三摩耶形(さんまやぎょう)という単語があります。「その仏様のアイコン」の意味です。

 

例えば私は常に海苔おにぎりな格好なので、濃紺のジャケットが教壇に置いてあれば、「りょうき先生来てるの?」となるかもしれません。つまり私のアイコンは、濃紺のジャケットです。

 

同様に、観音様はだいたい蓮の花をお持ちです。だから蓮の花が教壇に置いてあれば、「観音様来てくれてるの?」となるかもしれません。つまり観音様のアイコンは蓮の花であり、これを「観音様の三摩耶形は蓮の花である」と表現します。

だから、観音様が関係するところには、だいたい蓮の花があります。

 

なんとも頼もしい仏様です。蓮の花を持った、シュッとした仏様。

 

お近くのお寺に、ナントカ観音様とかおられませんか。

必要ならば、甘えていいと思いますよ。

 

どうぞ良き一日を(^^)