私の実家がどんな家系なのか…?
私の祖母の母である曽祖母の兄弟の内、長兄家族4人が亡くなり、近くに養子に行かれた次兄もひとりぼっちになり、跡取りになった弟夫婦も二度の死産で、子供がいなくなりました。
その後遠縁にあたる男の子を隣村から養子に迎えましたが、16歳で病死。
子供が短命、子供が生まれない、養子が短命…といよいよ跡取りがいなくなってしまった私のルーツでもある、曽祖母の実家は……?
40歳で亡くなった曽祖母には男1人、女3人の子供がありました。
長男は跡取り、長女、次女は嫁入りして、唯一三女の祖母だけが独身でおりました。
唯一血の繋がりがある祖母を、曽祖母の弟である叔父夫婦が、
「おまえを養子に迎えたい、このままでは家が絶えてしまう。頼むから私らの家に子に来てほしい、よそへ嫁入りしたら一生恨むぞ!」
と懇願され、祖母は承知したとのことでした。
祖母は10歳の時に母親を亡くし、二人の姉は嫁入りしたり、家を出ていたので、病気の祖父を介護しながら、家の家事一切をしながら、小学校に通っていたと聞きました。
近くのいとこにあたる男の子と学校へ通っている時から、その後年頃になった時にお互い淡い恋心を抱き、将来一緒になれたらいいねと話してたこともあったようです。
そこへ、田んぼも畑も家も財産も何もない叔父夫婦から養子に迎えたい話。
祖母も昔は器量もよく、いい話もあったようだし、好きな人もあったけれども、母親の実家が絶えてしまうという一大事の運命に翻弄されることになり、父の反対もあったようですが、受け入れて、母親の実家の叔父夫婦の養子に、そして隣村の縁故にあたる祖父と結婚することになりました。
住む家も無く、お金も無くで、しばらくは一家で大阪で暮らし、私の父も大阪で生まれましたが、数年後祖母の父が大工をしていたので、田舎に家を建ててくれて、家族皆で帰ってきました。
祖父母は6人の子供に恵まれました。
そして6人目の子供が生まれて1週間ほどで、祖父が結核で亡くなりました。35歳でした。
祖母33歳でした。
長男である私の父は8歳でした…。
一番末妹の叔母さんは乳飲み子でした。
祖母は6人の子供を抱え、養父母である叔父夫婦と共に、一家9人の大黒柱になってしまったのです…。
つづく………