「だめだこりゃ」いかりや長介 | まぴっちのミックスブログ

まぴっちのミックスブログ

普通のブログや、コラムなどを載せます!
さまざまなテーマをミックスしたブログをお楽しみあれ!

とか最初は書いてましたが今はテキトーブログです。更新されるのは珍しいほど。
アホな頃に書いた数年前の過去記事は、消したいものばかりです。

いかりや長介さんの自伝、「だめだこりゃ」を読みました。
自分なりに感想文を書いてみたいと思います。

だめだこりゃ

読んで考えたことは2つあります。
1つ目は、「長さんは立派な人間だ」ということ。
2つ目は、「ドリフターズは運命的な出会いをした」ということ。
この本の感動を言葉に表すのは難しくて、こんな表現しかできないのが残念です。

まず1つ目の「長さんは立派な人間だ」というのは、この自伝を読んでからわかったことでした。
コントをしている時は、嫌われ役のどなり役、「俺がリーダーだ」というような威厳に満ちている
イメージでした。
それだけを見ていると、いかりや長介というのは単に大威張りした嫌われリーダーなのだな、としか思いませんでした。
ですが、これを読んでいると「なぜかリーダーにされてしまう立場」だとか、
「ネタを考えるのに毎日頭を悩ませていた」などという意外な言葉がありました。
長さんのいい所や性格など、「本当の長さんが知れた」と思います。
読んでいくと、長さんがこんなにもコントやネタに力を入れ、一生懸命考えていたのかということも知れました。他のメンバーの特徴や性格を活かして、キャラクターを作り上げる。それに合わせて、コントを作っていく。そんな苦労をしていたのですね。
さらに、「あの時私はこう思っていた」というような自分の気持ちも書き記していました。
お世話になった人たちへの感謝、そして荒井注さんへの脱退宣言時の思いや、志村けんさんと代わったことによってドリフはどう変化したのか、というようなことも書いてありました。
それを読んでいくと、長さんは立派だなぁ、偉大だなぁ、と思うようになったのです。

だめだこりゃ

2つ目、「ドリフターズは運命的な出会いをした」ということについて。
こちらは言葉を集めただけで、うまく気持ちを表せません。
「ザ・ドリフターズ」は長さんが結成したのではなく、もう最初からあったものなのです。
初代ドリフのメンバーが抜け、すでにいた加藤茶さん以外のメンバー3人を急いで寄せ集めたそのドリフは、後に大スターとなる人たちだったということ。
荒井さんがいなくなっても志村さんが来て絶頂人気のドリフになれたこと。
何十年もそのメンバーでやってきて人気を集めたのも、全て運命的な出会いをしたからなのだなぁ、とか勝手に思ってしまいます。
でも、この出会いが無ければ、ドリフはここまで有名にはならなかったのではないでしょうか。

よすぎ

最後に。
長さんは、立派でもあるし偉大でもありますが、それは文章にも表れていました。
「私はまだまだ四流のミュージシャン、コメディアンなのだ」などという、
謙遜するような文章がいくつかあります。
でもただ自分を悪く言うようなものではなくて、自分を誇りに思いながらもここまでやってこれたのは周りの人たちがいてくれたおかげだという感謝の気持ちがあります。
また、変な自慢話もありません。あったとしても、自慢げでありながらも控えめに、でもしっかり事実を書く。そんなうまい文章を書けるのはすごいなと思います。
それから、ドリフはミュージシャンとしても、コメディアンとしても、全員素晴らしい才能の持ち主だと思います。長さんだって高木ブーさんだって、コントをやるととても面白いですし、
楽器を弾いてもとても上手いです。
だけどこのことを「私は実は才能があった」とは書かずに、「まだまだ四流である」と書く
長さんはカッコイイなぁ、と感じました。

だめ3

思いつくままに書いた恥ずかしい文章ではありますが、長さんの本について少しは伝えることができたでしょうか。まだまだ、この本には長さんの思いがたくさんつづられています。
ぜひ、ぜひ、読んでいただきたいオススメの一冊であります。

まだ志村さん、ブーさんの自伝と、これまた長さんの「ぶらりアフリカ」という本がありますので、読んだらまた感想記事書いていきたいと考えております。

パチンコ