黄砂や花粉がかなり飛んでくる時期になりましたね
なかなか鼻がぐずぐず、目もかゆく辛い時期ですが
病院等でお薬頂いて頑張りましょう!
今回は小学生バスケットボールのジャンパー膝について
症例報告させて頂きます。
【症例】
小学4年生のジャンパー膝
クラブチームでバスケットボールをしており
膝が痛くなったとのことで病院に受診し
オスグッド病だとのことで来院されました
特に膝のお皿の下の靱帯部分に痛みが強く
その下の脛骨の出っ張り(脛骨粗面)は
痛いたくないとのこと
膝の屈伸、ジャンプ、ダッシュで痛みが増す
という訴えがあり、オスグッド病ではなく
ジャンパー膝ではないかと考え、治療させて頂きました。
【治療】
痛めてしまった膝の靱帯やその周囲のスジを矯正し
2回の通院で4/10ほどまで痛みが減り
3回の通院で痛みほぼなく、ジャンプやダッシュが可能に
バスケの試合にも出られているとのことでした!
ジャンパー膝は膝の屈伸をすると
お皿の骨の下のスジが痛くなる疾患です。
正式名称は膝蓋腱炎(または膝蓋靱帯炎)ですが、
ジャンプをする競技に多いため
通称”ジャンパー膝”と呼ばれています。
バレーボールやバスケットボールなどの競技で
多くみられますが、ジャンプをしない競技でも
膝の屈伸が多いバドミントンなどでも多くみられます。
今回のようにオスグッド病は
病院での誤診もとても多い疾患です。
原因は、膝の屈伸運動の使いすぎによって起こります。
階段昇降や屈伸の多い職業でも起こることがあります。
ジャンパー膝、オスグッド病、
シンディング・ラーセン・ヨハンソン病など
膝に関するスポーツ障害はたくさんあり、
年齢や痛い場所・痛みの種類なども様々ですが、
誤診されてしまうことも少なくありません。
もし膝のスポーツ障害でお困りの方がいらっしゃいましたら
是非一度、当院までご相談ください!