兵庫知事選挙のこと(後編:さいとう元彦氏について)
兵庫県知事選挙において正式な自民党の推薦は、さいとう元彦氏に決定しました。どんな選挙でも、候補を選ぶときには、なぜこの人なのかという判断理由が知りたいところです。
一部の方々から、さいとうは維新の候補ではないかという疑問を寄せられます。
これは、自民党県議団の一部がさいとう元彦氏推薦に向けて調整を進めている最中に、維新がいち早く推薦を決めたからに他なりません。維新も県知事候補を探していたことも事実であり、自民が推そうとしていた、さいとう元彦氏なら維新も推せると判断したと思います(結果的に、それだけ良い人材であるということです)。
推薦の決定スピードでは、自民党は複雑な手続きがあるので維新に負けてしまいましたが、さいとう元彦氏は当初から自民党と仕事をしたいと明言しています。実際も、県内に張り巡らされたネットワークを考えると、自民党が主導で選挙戦の準備を行っております。
さいとう元彦氏は自民党の候補予定者であることは、まぎれもない事実なのです。
私は、より多くの県民からの支持を得つつ、無秩序な改革によって兵庫が培ってきたものが壊されないよう「漸進的な」改革を進めて行くべきと考えています。
とはいえ、我々自民党の国会議員団も、当初「会ったこともない人を推薦できない」という考えでした。むしろ金澤氏とは面識もあり、その行政能力の高さもよく知っていたのでなおさらです。
しかし、さいとう、金澤両氏と面談して、すぐに判断できました。
金澤氏は、副知事の経験から、確かに兵庫県を熟知していると思います。しかし、新しい時代をつくる、多くの可能性を感じたのは、さいとう元彦氏でした。若いながらに地方行政の経験も多く、言葉の力強さもあり、この人しか無いと思いました。
人口減少時代、関西経済が停滞する中で、兵庫県が取り残されないためにも、新しい時代をつくる必要があります。「会ってみればわかる」のですが、広い兵庫県、全ての人とお話しすることは叶いません。時間ある限り、積極的に対話の機会をつくって参ります。
さいとう元彦氏に兵庫の未来を託す価値はあると信じて、私も応援していきたいと思います。