行きつけの美容室で、仲良しの美容師さんとよく話しをします。
かつては美容室ではあまり話しかけられたくないと思っていたのですが、この美容師さんは平気。
微妙に波長が合うのです
「50代や60代ぐらいの女性で、一番グチが多い内容ってどんなの?
子どもの自立や結婚とか、介護や看護とかそういうの?」と聞くと、
「ちゃいますよ(違いますよ)。
『旦那と別れたい。一緒に生活したくない。離婚したい。
でも、私自身に生活力がないからできない。それが辛い。我慢するしかない』ってのが一番多いですよ。
何、言っているんですか!若い頃、大恋愛の末に結婚したんでしょ?って思わず突っ込んじゃってます」
と、独身の彼女は答えてました。
「結婚ってそんなものよ」と言う意味合いもあって、奥様方は自嘲気味に言っただけと思いますが、
「生活できるお金を稼ぐことができないから、夫から離れることができない。」は事実だと思いますね。
結婚相談所にあって、専業主婦になりたいと思っている女性はそこそこいます。
専業主婦じゃなくても、専業主婦寄り(扶養家族内のパートぐらい)を希望している人も多い。
というか、その選択肢しかない人も非常に多いと見ています。
そして「はい。それでOKですよ」と言う男性は、いっぱいいるのです。
お金持ちで、「家庭をしっかり守ってくれる専業主婦になってほしい」という人もいれば、
平均年収で、「僕だけの給料で家計を上手く賄ってくれて、それで不満がないなら専業主婦になってくださって構いませんよ」と言ういう人も。
多いのが、平均年収で「パートぐらいしてもらったらありがたいです。目いっぱい正社員で働いてほしいとかは別に思ってません。大変だろうし」という男性かな。
正社員で働き、なおかつ家事や育児(いくら夫が協力してくれても)の負担が重いであろうと感じている女性たちにとっては、
「そうなんだ、それでいいだよね。
じゃあ、まずはお金持ちの専業主婦になってくれてOKというハイスぺ男性から狙ってみるか!!」
ってところなんだと想像します。
そう。
そこには、よもや「離婚」という二文字が浮かぶことはありません。
「恋愛より、お見合いの方が離婚率低いって言われているし大丈夫でしょ!」とかも。
いやいや、それでいいんですけどね。そうあっていただきたいのですけどね
相談所の仲人やカウンセラーの多くは、
「現代は専業主婦はリスクが大きい。できる限り、正社員として働き続けた方が良い」と、本心思っています。
が、現実問題として、
それまでのキャリアを延長できたり、専門的な資格を生かしてバリバリ働けたり、結婚した土地で安定した正社員の職を得るのが非常に難しいことを知っています。
だから、「女性のあなたのお仕事については、お相手次第、刷り合わせ次第ですよね」などと、ちょっと歯切れの悪いアドバイスになってしまうのだと思います
現代の婚活はキャリアプランやライフプランあってのもの。
逆にそういう概念があまりない人のほうが、自身の考え方を変えることができ易いのかもしれないですね。
さて、どう思いますか?
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