不安と結婚との関係(1)は、女性に向けた内容でした。
さて、男性の番です。
前フリとしてこんなお話をひとつ(^O^)。
Aさん。仮に38歳の独身サラリーマンだとしましょう。
一応大卒ですが年収は500万円に少し手が届かず・・。
身長は高からず低からず、ルックスも至って平均的。
ここ7年ほど、特定の彼女なし(^^ゞ。
こういうスペックです。
漠然と「結婚ね~。そろそろしても良いかなぁ、しなくちゃなぁ」
しかし、
「世の中は婚活、婚活って騒いでいるけど、そこまでしてまでねぇ~」
Aさんのスタンスはこんな感じ。
そんな日々を送っている中、
たまたま知人の男性から絵画の作品会に誘われました。
絵なんて興味はないけど、その知人には義理もありスルーする
わけには行きません
はたして作品展に行ったところ、たまたまその知人男性は
女性を2人ほど連れていました。
仕事関係の知り合いの女性だとか。
久しぶりなのでみんな(Aさん、知人男性、連れの女性2人)
でコーヒーを飲みに行きました。
それから数日後、知人男性かなんと、『先日の女性のうちの1人が
キミともっと話したいと言っている。連絡先を教えてもいいかい?』
と尋ねてきたのです。
その女性は特にAさんが関心を抱くタイプの女性ではありません。
39歳、独身、一般事務職、独り暮らし、中肉中背、地味目の様相
でも、断るのも角が立つので『いいですよ(^_^;)』と答えました。
それから程なくしてその女性から電話が掛かってきました。
世間話をしました。
・・話しやすい。っていうか楽しい悪くない。
週末、食事に行きました。
・・価値観が近い。どんどん場が盛り上がる。
よく見ればそれなりに可愛い
懐の大きさが好ましい~。
今、付き合っています
ハハ。会って3回目のデートでHしちゃいました。
互いの家を行き来しています。
きっと、彼女のペースに乗せられて結婚すると思います。
でも、なんだか、
なんだかかなり幸せです
さて、この幸せなAさんですが、例えば結婚相談所に入会していたとしたら
彼女のような女性とはお見合いしなかったでしょう。
もっと若い、少なくとも年上ではない、もっと華のある、10人の男が見た
ところ6、7人が「可愛い!!」と評価する女性を求めたことと思います。
お相手女性から”お見合いOK”がたくさん出るかどうかは別として
つまりは男性は相談所に入って多くの若く美しい女性の顔写真を見ると、
すっかり舞い上がってしまう傾向にあるよう伺います。
もちろん、相談所として男性の心理や欲求は熟知しているつもりな
のですが、あまりにも顕著に表れ過ぎるので不安を感じるほどです。
ただね、こうも思うのです。
「若く美しい女性を娶りたい」という理想を持つ反面、
「自分を好きになってくれ、安心させてくれる人を求める」という気持ちも
あるようなのです。
「女性から好きになってくれたのだったら、
僕のマイナス面も認めて許してくれるのではないだろうか?」
「とりあえず、いっぱしの顔をして社会人をやっている僕だけど、
自信がないことも多いし、正直言って、将来の不安だってなくはない。
でも、あっちから積極的に寄ってきてくれたのだから、
そこのところ、ちゃんと解かってくれてるのじゃないかなぁ」
なんてね。
まさしくAさんパターンです。
現代の男性が心底、希望する結婚生活。
それは「重荷にならない結婚」なのではないでしょうか?
女性が自分より所得が多いのなんて、全然気にならない('-^*)/。
女性の学歴が自分より高くっても全然OK。
女性の実家が自分の実家より裕福であったって引け目は感じない。
できれば、家計分担もお願いできればなぁ。
その代わり、その代わり、家事分担は完璧にしよう
僕自身、家事をすることはまったく苦にならない。
子育てだってもちろんさ!!
まさしく、これぞ、「今の時代に合った共に家庭を作っていく」
というスタイル。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。
理想かな?残念ながら机上論のように思えます。
男性寄りの理想かなぁ。 特に昨今のご時世において。
※「さらに若くて可愛ければ・・」って、ですかい
女性は、
”女性が自分より所得が多いのなんて、全然気にならない。
女性の学歴が自分より高くっても全然OK。
女性の実家が自分の実家より裕福であったって引け目は感じない”
↑こういう考え方をする男性自体、お好みではないようなのです。
※お好みの方もいらっしゃいますが!
男性はすべてにおいて、自分より上であってほしい
という願望を女性たちは抱いているのです。
この現実を解かっている男性が、結婚市場においてますます不安を募ら
せてしまっていることは言うまでもありません。
男性の思惑と女性の思惑の相違、
ミスマッチ現象にストップを掛けることはできないでしょうか?
少子化対策、非婚化対策の要は
まずは、女性の意識改革を促すことにあると思うのは私だけ?
法的整備や福祉(企業の福利厚生)の充実を見据えつつ、”独身女性
自身の意識を変えて行く必要がある”と考えるのは無謀なことなのでしょうか?
独身男性の不安=結婚相談所業界の不安=日本の不安です。