悔いのない葬儀を行うためには | ハーモニカ行政書士ナカミチ遺言相続成年後見 スペシャリストへの道

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ハーモニカを愛する自称情熱系行政書士の成長日記です。

こんにちは。


なんと2ヶ月ぶりの更新になってしまいました。


この間も色々あり過ぎて。


そんな中、

昨日成年後見で関わっていた方が急に

亡くなられ、昨日は葬儀の打ち合わせ等に

追われていました。


日取りとやり方も決まったので、
故人にとって・ご家族にとって・
少しでも良きお見送りの場となればいいなと

せめてもの思いとして思います。


そんな中、前日の祖母の時もそうでしたし、

毎回人が亡くなるたびに思うことは、

「葬儀ほど事前に準備が必要なものはない」ということです。


人生の重要な節目の中で、
突如訪れてしまうのが唯一「亡くなること」。

出産も準備期間があるわけですし、
結婚などもゆっくり日取りを決められます。

それに対して、

葬儀は、いつ人が亡くなるかわからない上に、

亡くなってから数日内にすべてを決め、

実行せねばならず、ほんとに時間がありません。


先日の祖母の時も、
数年前に葬儀屋を決め、実際に見学したり、

献体に登録していたり、
葬儀のやり方も概ね本人より聞いていました。


おかげで、祖母の望むものに近い見送りができたかと

思いますが、それでもいろんな問題が発生しましたし、

綱渡りでなんとかという感じでした。


周囲からいろんな意見もでます。


日取り・場所・宗教・費用・やり方・
細かい部分では、香典がどうの、誰を呼ぶか、香典返し・食事の準備・

遺影はどうするか・棺に入れるもの・お墓の問題などなど、
ほんとにたくさんあります。


そして、その故人にとっては最初で最後。

火葬してしまってからやり直しの効くものでもないので、

ほんとに「ああしておけば良かった」と悔いが残りやすいです。


ましてや、皆悲しみにくれている中で

気丈に振る舞い次から次へと決断していかなければいけない。


急に訪れるので、皆仕事や日常の生活をやりくりしながら、

精神的にも肉体的にも限界ギリギリになってしまいます。


僕も2か月前の祖母の葬儀の心身の疲れがとれたのは

ほんとここ最近だと思います。


そんな状況ですので、

ほんとに生前にある程度決めておく、準備しておくことは

ほんとに、ほんとに重要だと毎回思います。


エンディングノートの活用、葬儀屋やお墓の見学、生前の予約、遺影写真の撮影、使う金額の目安、十分な費用をねん出できるように保険に入る、見直す、

もっと手前の部分では、延命治療の有無などを書面で意思表示しておく。


など、ほんとにできることを一つでも二つでも、

年齢に関係なくやっていかないと(はっきり言って、若ければ若いほど

亡くなること自体が周囲には厳しいですから、せめて葬儀は悔いなきように

準備が必要かもしれません)いけないと思います。


「死ぬことを考えるなんて縁起でもない」と

考えがちですが、

生前に考えなかったことで、

周囲が後悔し、故人も報われない方がよほど

縁起でもないです。


あらためて、遺言だけでなく、このあたりを

進めていく活動に仕事としても取り組んでいきたいと思います。