こんばんは。
昨日はほぼ外出で事務所にいませんでしたが、
今日は、事務所で電話対応し
いくつか仕事を
逃してしまったような気がします。
(まだわかりませんが)
アプローチが弱かった一日です。
強けりゃ良いってものでもないですし
アプローチって何事も難しいですね(笑)
さて、それとも関連しますが、
先日届いた
日本行政書士連合会の冊子
「日本行政」4月号に
「報酬額統計調査」が載っていました。
項目を見ていくと、
個人相手の業務自体がまず少ない。
そして、何より報酬額が低すぎる。
遺言書の起案の平均が、
4万円台、最頻値が5万円。
業務の中身が不明確ですし、
調査の母体が少ないので
統計として信用できるのか
わかりません。
しかし、それにしても普段ネットで
見ている感覚よりもさらに低いので愕然としました。
手抜きして業務をしてるならわかりますが、
そうでないとしたら数十時間かかりうる仕事なので
バイトしてた方が、経費もかからず貯金は
貯まると思われます。
統計は、何万円~何万円が何%というふうになっていますが、
僕がいただいてる報酬は、ほとんど最高値の枠の数%に
入っているので、お客様にもしっかり報酬を払って
いただきありがたいかぎりだとあらためて思いました。
なかなか業務の受注ができず、
心が折れそうになることがありますが、
もはや良くも相場よりはるかに高めで
受注できているなあと思います。
というのもこの統計からもわかるように
個人のポケットマネーからきちんと
報酬をいただいて生活している
士業は実に少ないからです。
一見、個人相手の業務で
たくさん報酬を稼げる業務もあります。
しかし、その大半が
直接の依頼者のポケットマネーから
いただいていないことが多いです。
例えば、弁護士さんのする訴訟。
着手金は、依頼者からいただきますが、
残りの多額な報酬は、依頼者ではない
相手方からふんだくっているもの。
債務整理なんかも金融機関からふんだくっているもの。
行政書士や社労士などのてがける
助成金の申請とか、保険の請求とかの業務も
依頼者からは数万円。
あとは、国だか、なんらかの組織から
ゲットした額の一部を成功報酬として
もらう形です。
遺言書作成が異様に安い割に
亡くなったあとの遺言執行は
アンバランスなぐらいたくさんとりますが
それも、財産を譲り受ける相続人の
ポケットマネーではなく、亡くなった人の
お金を一部をもらうからです。
あとは、士業の安定収入の
顧問契約などもほとんど法人から。
つまり、どの士業もほとんど
個人のポケットマネーからは
数万円しかもらうノウハウがなく、
10万を超せる人がほとんど
いないということです。
僕が言いたいのは、
本当にこのままでは
市民のニーズにあった士業(法律家)が
いつになっても現れないということです。
元々、クライアント側にも
きちんと報酬を支払って法的な
問題を解決したり、予防したりするという
意識が少ないのが日本だと思います。
で、そういう土壌があるからなかなか
士業側も適正報酬をもらえない。
その結果、弱者救済とか、
市民目線でとか、街の身近な法律家とか
かっこいいことを言いながら
その分野を放棄してしまう士業が
多い。
開業時には、市民のためという志を持ちながら
実際は法人の方が安定すると切り替えている人が多いと
思います。
以前の日本なら、
「長男の言うことを聞け」
「町内会のボスの意見は絶対」
とかで言いくるめられて、法的な権利を
個々人が主張することはなかったかも
しれませんが、これからはそうは
いきません。
なので、個人個人が法的な解決をしたいときに
それをきちんと担える士業がいなければ、
クライアントも困ってしまいます。
報酬に対する意識を、
士業も、クライアントも変えていかないと
弁護士だろうが、司法書士だろうが、
行政書士だろうが、縄張り争いを
繰り広げるのは自由ですが、
そもそも「街の身近な法律家」として
やっていける人がいなくなってしまうので
まずいと思います。
僕は、街の身近な法律家として
世の中の役に立ちたいと
思って行政書士をしているので、
なんとか個人相手に適正な報酬を
いただいて経営を安定させるという
成功ケースになるように
めげずに営業・業務内容の
向上を頑張っていきたいと思います。
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