こんばんは。
呑気におにぎりを食べていた昼過ぎから
夜になり
他の方のブログを経由して、
被災地で看護にあたった方の
ブログ記事 を読んだり、
事務連絡以外で珍しく母から送られてきたメールに
「読んでください」と書いてあった
母校の校長先生のメッセージ を読んだりしてたら
「臆することなくやるべきことをやろう」と
気合いが入りました。
震災自体は起きてしまったこと、
起きた事実は変えられません。
なので、復旧・復興ももちろんのこと
これを教訓に自分が何ができるか
が重要だと思います。
突然であろうと、なかろうと
人が亡くなったときに
命は帰って来ないけど、
その後のために少しでも役立てるように
残された家族の生活が少しでも良い方向に向くような
遺言作成のサポートをすることが僕の役目だと思います。
今回の震災では、両親を亡くした震災孤児が
たくさんいるようです。
遺言というと、お金とか不動産とか財産を移転させるだけの
イメージだと思いますが、それ以外の手段としても
いくつか利用できることがあります。
その一つが、
「未成年後見人の指定」です。
簡単にいうと
万が一親権者が亡くなってしまったときに
(一人もいないとき)
子どもの面倒をみる人を親の生前に決めておく制度です。
セミナーのレジュメにも記載していて
シングルマザーやファザーには大事な項目だとは
思っていました。
しかし、今回の津波で、子どもは学校で避難し
助かり、親は別のところにいて亡くなってしまった
というケースなどを見ていると、もはや
どの家庭でも他人事の話ではない、だから伝えなきゃ
と思うようになりました。
もし、このような事態になったら
子どもはどうなるでしょうか?
親戚が面倒を見てくれるケースが
多いと思います。
それがない場合でも、児童福祉施設などに引き取られるので
ストリートチルドレンになったりする確率は日本では低いです。
しかし、あらかじめ親御さんが頼みたいという人を
指定しておいて、万が一両親に何かあったときに
公的な未成年後見人という立場で、面倒を見てもらう方が
安心だと思います。
未成年後見人の仕事は、
財産の管理とかだけでなく、
通常親がやるように教育したり、監督したり、保護したり
することも含まれます。
亡くなった両親の相続手続き、子どもの就学手続き、
衣食住のことなどを親の代わりにやることに
なります。
なので、信頼できる人にやってもらいたいものですし、
信頼できる人にやってもらえば、子どもは守られます。
さらに未成年後見人を監督する監督人も遺言で
決めておくことができます。
例えば、後見人には親戚になってもらい一緒に生活をする。
でも、時に不正なことや、放置されてしまうこともありうるので
法律の専門家などに監督人になってもらいチェックをしてもらう。
このようにあらかじめ遺言で、
未成年後見人と未成年後見監督人を
決めておいて、万が一に備えておくのが、
ほんとに子どものことを考えたら一番いいと思います。
もちろん、子どもが成人して立派に巣立つまで育てて、
ゆくゆくは孫の顔でもみたいと思うのが普通ですし
そうなるのがベストです。
僕も同じ立場ならもちろんそう思うはずです。
ですが、誰にも100%の明日は約束されていないことを
今回の震災で痛感させられています。
おそらく遺言業界でも全然注目されていないことだと
思いますが、最低限シングルの親御さんには必須の遺言だと
いえます。そして、両親がいる家庭でも、検討して損はない
ことであると思います。
たぶん、お子さんのいる方は、
この記事を読んで嫌な気分になった方も
いると思います。
でも、それが遺言のポイントでもあります。
遺言を書くことで、家族の大切さとか命の大切さとかに
普段以上に気付かされます。若い人は特に。
なので、遺言を書いておいて、今までより一層真剣に生きると
思います。つまり生きるためにも遺言はプラスの効果を
発揮します。
その結果、「未成年後見人の指定」の部分は
使われないまま時が過ぎていく(子どもが成長するまで
親も生きてるということ)のが何より理想的です。
書いて損はありませんので、お子さんのいる方は
財産の大小にかかわらず、
この機会に検討されることをおすすめします。
これからも遺言とか後見制度をどう利用していけば
よいか、ブログやセミナーなどを通してどんどん伝えて
いきたいと思います。
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