今日は成年後見の勉強会に行ってきました。
品川の社会福祉協議会のスタッフの方々が在宅の後見の事例についてお話してくださいました。
今までも本で読んだり、勉強会に参加したりして情報は得ていましたが、今日は新しい発見が多かったです。
まず、品川の社協さんは、すごい積極的で行政書士等の士業や介護関係者ともコンタクトをとって、後見活動にかなり力を入れているということです。
次に、特に在宅の場合地元の人とのかかわりが大事で(例えば徘徊したりすることがあるので)、ケアマネやヘルパーさんはもちろんのこと、交番、不動産屋、マンションの管理人さん、運送業者などたくさんの方の協力で被後見人をサポートしているとのことでした。
ただ、一方で守秘義務、個人情報、プライバシーなどの問題もあり、むやみやたらに
この人は認知症ですなどど、言えないというジレンマもあるようです。
もう一つは、精神障害が発生する前に契約する任意後見がほんとに本人の意思を尊重できるものなのかということは課題としてでていましたが、任意後見の方が絶対いいと思っていた私にとっては新たな視点を与えてもらった感じです。
どういうことかというと、任意後見が始まると、後見人は代理権目録に記載されたことはできてしまうので、代理権目録にたくさん記載してしまうと、結局なんでも出来てしまうので本人の意思が反映されてるかあやしいのではないかということです。
それよりは、法定後見にも3類型あるので、補助など利用して、重要な法律行為だけ
同意権を行使するなどして、あとは本人に任せる方がいいのではないかという指摘でした。
以上のように新しい発見が多々あり、今後高齢者サポートをしていくにあたって参考にしていきたいとともに、考えていくべき問題ばかりだなあと思いました。