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恋人を殺した相手と接触した淳

準備された道具を使い相手を殺し死体を処分する

しかし、目が覚めると同じ日を繰り返していた

 

 

 

 

 

 

 

鑑賞日 2024年6月4日

映画館 キネマ館

 

PG12対象

 

 

過度な暴力

 

ニュースで流れる凄惨な事件。

そんな犯罪を起こした外道には粛清を!

しかしながら、これで気分が晴れるのかというと・・?

 

本作はそんな復讐を繰り返す話。

何回も繰り返せば気持ちもスッキリする・・はず。

 

ポイント

 

本作のポイントは繰り返す復讐。

 

恋人の唯が何者かに殺された淳。

それからしばらく、職場である工場に向かうと唯を殺した溝口が現れる。

準備した毒を使い瀕死となった溝口を刺殺し遺体を貯水池に沈め復讐は達成。

しかし、目を覚ますと同じ日が始まってしまう。

一方溝口も殺された記憶が残っているようで手段を変えて殺すが、繰り返す度に淳の考えも変化し始めていた。

 

何度殺しても同じ日を繰り返す淳と溝口、果たして彼らの復讐に終わりは来るのか?

 

奇妙な復讐劇が繰り返される展開なのですが、淳はそこまで執着心があるわけでもなく、殺される側の溝口もプロの殺し屋であり人格が破綻した畜生では無かったりします。

そのため、中盤以降意気投合してしまい、奇妙な友情関係が出来てしまうのが面白い点です。

 

見どころ

 

見どころは後半、溝口が残したもの。

結局、殺される事から逃れられない溝口、そんな彼がやりたかったこととは?

しみじみするシーンとなっています。

 

気になった点

 

気になった点は淳の恋人である唯の存在に説明が無い事。

何やら証拠隠滅をしようとしていたり、そもそも殺し屋に狙われたり、命乞いすらしなかったりと謎が多い人物ですが、それらの説明が全くなかったりします。

 

ツッコミどころは

 

現場で遺体の面会させなくね?

 

そもそも日本に死刑制度が残っている事が前提となっている本作。

設定自体は面白いのですが、それらが活かしきれていない感もする作品となっています。

とにかく復讐する作品が見たい人はどうぞ。

 

 

 

監督の前作。

やっぱり設定だけの作品だったりしますが。